梅田望夫さんの「進化を遂げる英語圏」というコラムを読んで。 梅田さんのこれまでの主張を踏襲したものだが、以下の視点に考えさせられた。グ ローバル化の流れの中で、英語圏に限っては、消費者層が大きく広がるフロンティアが確かなものとして現れたのである。 逆に言えば「国内市場だけみれば仮 に昔ほどおいしいビジネスモデルでなくとも、新技術を生かして世界に出れば…」と発想できるのは、英語圏の知の供給者だけなのだ。 感想は2つ。1つは、日本は工業社会から脱却できないのではないかということ。日米で経済紙を読み比べれば違いは歴然。アメリカの経済紙は、情報産業の ことを大きく取り上げているが、日本の経済紙で情報産業はそれほど大きく取り上げられない。日本はまだ工業社会にどっぷりつかっている。 先日も高校時代の友人たちと飲み会があったのだが、彼らは「日本はものづくりが基本だ」と熱く語っていた。彼らが言うものづく