全国的に、団地で深刻な問題となっている人口減少や入居者の高齢化。そんななか、春日部市の「官学連携団地活性化推進事業」が注目を集めている。近隣大学と提携することで活性化を目指す、武里団地の取り組みを追った。 ■近隣大学の学生を団地に住まわせ、地域貢献活動に若い力を! 埼玉県春日部市に位置し、151棟(約6000戸)の規模を誇る武里団地。昭和41年の完成当時は「東洋一のマンモス団地」と謳われ、最盛期には2万人以上の人が暮らしていた。ところが現在、住人の数はその半分以下にまで低下。また他地域の団地と同様、入居者の高齢化という問題にも直面している。 そんななか、2011年に春日部市が新しい取り組みをスタート。団地活性化の起爆剤として注目を集める「官学連携団地活性化推進事業」について、春日部市役所の「かすかべ未来研究所」にお話を伺った。 「『官学連携団地活性化推進事業』とは、近隣大学の学生に