育ちがいい人が結局、コーチに向いています――鈴木義幸 コーチ・エィ社長(第5回・最終回)(1) - 11/11/02 | 08:13 ――コーチングと出合ったきっかけは何だったのでしょうか。 慶應義塾大学文学部で社会心理学を学びました。マスに対して影響を与える仕事がしたいと思ってマッキャンエリクソン博報堂に入りましたが、あまり楽しくなかった。「1対1」で人に影響を与えたいと思い始め、渡米して大学院で修士をとりました。その後はアメリカの女子刑務所で受刑者を対象に心理カウンセリングをやっていたんです。 (当社の)伊藤(守)会長にコーチングを一緒にやらないかと誘われたのですが、臨床心理学と違ってコーチングは学問的な背景もないし、正直最初はまがいものっぽいなと思っていました。でも、会長をすごく信頼していましたし、この人と一緒に仕事がしたいなと思ったんですね。やってみたら非常に面白くてのめり込ん