シンガポールで行われた記者会見中に涙をぬぐうタンガラジュ・スピア死刑囚のきょうだい(左、2023年4月23日撮影)。(c)Roslan RAHMAN / AFP 【4月26日 AFP】シンガポール政府は26日、大麻約1キロの密輸を共謀した罪で有罪となった同国人のタンガラジュ・スピア(Tangaraju Suppiah)死刑囚(46)の刑を執行したと明らかにした。 刑務局はAFPに対し、チャンギ刑務所(Changi Prison Complex)で同日、スピア死刑囚の刑が執行されたと認めた。 同死刑囚は2018年、大麻1017.9グラムの密輸に関わったとして有罪判決を受けた。この量は、死刑に相当するとされる基準量の2倍に当たる。 タイなど各国で大麻の合法化が広がっているが、シンガポールは依然、世界で最も厳しい薬物規制を維持している国の一つ。政府は、薬物取引を抑止するには死刑が効果的と主張して