石破茂内閣の発足後に実施された世論調査の結果が報じられています。10月1~2日実施の4件(朝日新聞、読売新聞、日経新聞、共同通信)と、10月3日実施の毎日新聞の調査です。石破内閣の支持率は51~46%の枠内に収まりました。岸田文雄内閣の末期は20%台にまで落ち、不支持が支持を上回っていたこととの比較では、ひとまずは落ち着いた数字と言えそうです。 ただし、刷新感を打ち出すのに腐心したはずの新内閣発足時の調査としては、決して高い水準ではありません。石破首相が前言を翻して、早期の衆院解散・総選挙を言明したこと、自民党のパーティー券裏金事件の真相解明に期待できそうもないことなどが要因ではないかと感じます。 興味深いと感じるのは、立憲民主党の野田佳彦・新代表への期待感です。読売新聞と共同通信が、野田代表に期待するかどうかを尋ねています。結果は両調査ともほぼ同じで、「期待する」は約半数、「期待しない」