2017年1月から仕事でペパボ研究所のお手伝いをしている。ペパボ研究所の研究リーダーである松本亮介akaまつもとりーさんが「好きなことをして生きていくこと」を淡々と熱く語っていた。そこで読みながら感じたのは「自分は本当にコンピュータが好きだったのだろうか?」という自分に対する問いであった。すこしその観点から書いてみようと思う。 もちろんコンピュータは好きだったんだろう コンピュータが好きだったかと聞かれたら、それはもちろん好きだと答えるだろう。1973年の8歳の時、電電公社の電話計算の開発をしていた人にお世話になって、DEMOSのコンピュータまで触らせてもらったことがその後の自分の人生に大きな影響を与えたことは間違いはない。父がコンピュータを日常的に使っていた研究者だったのも当然影響していると思う。1974年に渡米中にコロラド大学の環境科学共同研究センターにあったCDC6600で最初にパン