ビッグデータの活用がさけばれる中、個人情報保護の観点から“縛り”がある図書の貸出履歴データはどのような活用が考えられるのか。11月5~7日の3日間開催された第16回図書館総合展のフォーラムでは、貸出履歴データの活用を巡る実際の活用事例や法的問題、公共・大学・専門図書館と利用者をつなぎ図書館の価値向上をねらう新たな横断検索などが話し合われた。 貸出履歴の活用例と法的問題 7000の図書館等が会員の日本図書館協会が定めた「図書館の自由に関する宣言」には、「図書館は利用者の秘密を守る」が掲げられている。また、個人情報保護法の制定により、貸出等を管理するシステムもプライバシーを守ることを前提に設計されている。そのため、図書館では、資料返却と同時に貸出情報を自動消去するなどの運営が行われてきた。今回のフォーラムでは、世の中の流れも踏まえた貸出履歴情報の活用について、図書館システム開発や法律の専門家が
総務省は2014年11月18日、「第1回「電子自治体の取組みを加速するための10の指針」フォローアップ検討会」を開催し、電子自治体に関する最近の政府の動きや、電子自治体の現状について紹介しています。 今回は自治体におけるクラウドの導入状況などについて整理をしてみたいと思います。 2014年4月1日現在の自治体クラウドの導入状況は247自治体で14.2%、単独でのクラウド導入は315の18.1%となっています。 次期公開時のシステム形態では、自治体クラウドは大幅に増加し609の35.0%、単独クラウドは451の25.9%まで増加すると見込んでいます。 出所:総務省 第1回「電子自治体の取組みを加速するための10の指針」フォローアップ検討会 自治体クラウド等導入の導入メリットはコスト削減効果が最も多く、次いで災害対策の強化が続いています。導入の検討状況では、1742自治体中267の14.2%が
インターネットに接続していれば、24時間どこでも本を借りることができる電子書籍の貸し出しが、道内では最初に札幌市立図書館で始まった。「国立国会図書館にもない書籍の貸し出しを」と、道内の出版社や地元動物園とタッグを組み、オリジナルの書籍も製作。北海道ならではの書籍がずらりとそろった。 電子書籍として貸し出されるのは小説や雑誌など約2900タイトル。大手出版社の書籍もあるが、目をひくのは、道内の出版社や円山動物園と連携した約400タイトルだ。中心になって準備を進めたのが中央図書館の浅野隆夫さん(48)。「北海道ならではの書籍を読んでほしい」と、道内の出版社にそれぞれが出版している書籍の電子化を依頼した。だが、当初は「経費も技術もない」といった声も多かったという。 一方で、浅野さんらは2011年から電子書籍貸し出しの実証実験を開始。市民モニターに利用してもらう中で、多くの市民が電子書籍の導入に賛
日本のオープンデータ都市マップのかわいい地図バージョンです。日本のオープンデータ都市の現状をシンプルに表示します。Google地図を使っていないのでキャプチャの利用や、貼り付けての利用も可能です。下記のテキストボックスからHTMLをコピーしてご利用ください。 <iframe src=http://fukuno.jig.jp/2014/opendatajp scrolling=no width=500 height=460> <a href=http://fukuno.jig.jp/2014/opendatajp target=_blank>オープンデータ都市(日本編)</a> </iframe> DATA: Public Domain 日本のオープンデータ都市一覧 - LinkData.org APP: CC BY 福野泰介の一日一創
本を持たずに、同人誌即売会に出よう! 電子書籍といえば、Kindleやkoboなどオンライン購入が主流です。 あえて、即売会で手渡しで、電子書籍を販売する。 これが対面電子書籍。 11月9日に、札幌で北海道コミティアが開催されました。 オリジナル同人誌の即売会です。 そこで頒布していたサークル「まるちぷるCAFE」さん。 机に置かれていたのは、新刊と、あとは見本誌のみ。対面電子書籍の販売でした。 まるかふぇ電書 どのように買うのか手順を書いていきます。 1・チケットを買う まずイベントで、電子書籍のチケットを購入します。 チケットにはタイトル・QRコード・URL・ファイルサイズが書かれています。 2・ダウンロードする QRコードまたはURLにアクセスして、ファイルをダウンロード。 サイズは10メガから50メガくらいです。 3・開いてみる PDFファイルなので、たいていのPCで簡単に見られま
金融業とITが一体化してからすでに久しく、いまや、あらゆる金融決済業務はITシステム無しでは語れません。私たちの生活に最も身近な銀行業界も例にもれず、東日本大震災の義援金口座トラブルの際には、お金のやりとりが滞って多大な影響を受けた方も多かったと思います。 これほど重要な業務を支えるITシステムとなると、その開発や維持には多大なコストが発生するもので、日経コンピュータ(2010年4月14日号)によれば、100億~200億(オープン系~メインフレーム)の初期開発費用が発生すると述べられています。 10年以上前までは、こういった銀行の根幹を支える勘定系システム(預金・貸出・為替業務を支えるシステム)を独自開発する銀行は多く、これの開発を得意とする国内SIerの一部は「メインフレーマー」と呼ばれ、カスタムメイドを重ねに重ねたシステム維持運用を当たり前のように提供していたのです。 しかし、業務の集
Leica M7, 1.4/50 Summilux, RDP III @Griffith Observatory, Los Angels, CA 残念なことに、全く忘れていて風呂に入っていたのだが、期せずして先日取材を受けたNHKスペシャルの「医療ビッグデータ」に、先ほど何秒か登場していたようだ。 それでそのリアルタイム検索結果*1を見ていたのだが、そこで扱われていたデータがビッグデータかどうかというツイートが結構な量であることに驚いた。ビッグデータの特徴として3V(Volume, Variety, and Velocity)と言った言葉が広まってしまっているせいもあるだろう。(自分も時たま使ってしまうので今回反省している。) この方々の気持ちはわかるが、このブログの読者の方々ならお気付きの通り、今起こっている変革の本質はデータが巨大かどうかということではない。 ― 現在起こっている変革の
オープンデータで世界唯一のサービスを手がける新興企業がある。全国6500カ所を超える公立図書館や大学図書館の蔵書や、米アマゾン・ドットコムなどの書誌データベースを一挙に検索できるカーリルだ。 政府や地方自治体などが保有するデータを商用目的も含めて二次利用できるようにするオープンデータ。カーリルが開発したサイトやアプリでは複数の図書館の蔵書を一度に検索したり、図書館にない本の情報も調べられる。 カーリルは2014年9月に、スマホの屋内位置を測定するビーコンデバイスを利用して、検索した本が図書館のどの本棚にあるかをスマートフォンに表示するアプリ「カーリル図書館マップ」で実証実験を始めた。図書館にどの所蔵資料が多く貸し出されているかというデータを試験提供もしている。 岐阜県中津川市にある本社で吉本龍司代表にオープンデータ活用ビジネスの舞台裏を聞いた(写真1)。
佐賀県武雄市の小学校で、小学1年生にコンピューターのプログラミングを教える独自の授業が20日から始まりました。 この取り組みは、武雄市が、子どもたちの自発的に物事に取り組む力を養おうと、大手ゲーム会社の「ディー・エヌ・エー」などと共同で進めているものです。 授業は、20日から山内西小学校の1年生の児童を対象に始まり、タブレット端末を使って行われ、子どもたちは画面に表示された絵や文章を組み合わせるなどの操作を体験しました。 こうした操作もプログラミングに含まれるということで、子どもたちは、「おもしろい」などと声を上げながら操作に集中していました。 授業に参加した男の子は、「キャラクターが動いてくれたので楽しかったです。ゲームとかが作れるようになりたいです」と話していました。 20日は、武雄市の樋渡啓祐市長も見学し、「子どもたちから『今度は自分で作ってみたい』ということばが出てきたのがよかった
sis_sis @sis_sis 「すでにICカードが導入されている」と思い込んで、Suicaが使えないことに発狂して、いつものようにツイッターで悪態をついて、「そうじゃないよ」という指摘には一切耳を貸さず、自論を展開するだけの困ったちゃんでしかない。それが夏野剛クオリティ。 2014-10-20 17:09:23 sis_sis @sis_sis icsca導入後の仙台市地下鉄で「Suicaが使えない」と騒ぐのはアリかもしれないけど、そもそも現状ではICカード自体に対応していないのだから、今の段階で「Suicaが使えない」と騒いだところで意味がない。夏野剛が一番嫌がる「この情弱めっ!!」という言葉を贈ろう。 2014-10-20 16:49:43 和泉府中のちゅもたんヾ(๑╹ω╹ )ノ @chumotte 「Suicaを導入できないのは何かの利権か?」 というよりは、 「ICカードを導入
徳丸 浩 @ockeghem 私がパスワードの定期的変更問題について取り組み始めたきっかけは、パスワードの定期的変更が当たり前のように要求されているが、これに効果があるのだろうかという疑問からでした。定期的変更を要求する記事は数多くありますが、その理由を明確に説明している記事は見つかりません 徳丸 浩 @ockeghem そこで、手探りで「パスワードの定期的変更の意味探し」を始めました。私はこの種のことをよくやります。ある人から別の話題で、徳丸がやっていることは『存在しない聖杯を追い求めている行為』と言われました。同じように、「パスワードの定期的変更の意味」は私にとって「聖杯」でした 徳丸 浩 @ockeghem 記事を書いてその反応を見たり、twitterでのやりとり、自身の思索の結果、「パスワードの定期的変更の効果」は見つかりました。しかし、それは、聖杯に例えるのははばかられるほどに、
ある正規表現に対して、特定の文字列がマッチするかどうかをチェックするツールやサイトは沢山ありますが、正規表現そのものが何を意味しているのか、どんな文字列を期待しているのかを解析・解読・説明してくれるツールやサイトってなかなか見ない気がします。 他人の書いた正規表現を見て、「ん?」ってなったことはありませんか? 例えばこれ。 1 ^[a-zA-Z0-9-_.]@([a-zA-Z0-9_-]+\.)+[a-zA-Z]{2,4}$ これくらいなら分かりますが、複雑になってくるとつらい… いつかはマスターしたいけど…今は楽したい。 そう思ってググってみると…ありました! それがこちら。 Regexper http://www.regexper.com/ 正規表現を入力して Display をクリックすると、その正規表現が表す内容を図にして表示してくれます。 例えば先程の正規表現は、当記事の一番上の
13日、台風による被害を防ぐため、避難準備情報の対象地域を掲載した横浜市のホームページが3時間半余りにわたって接続しにくい状態になり、市はアクセスが集中して回線の容量をオーバーしたのが原因だとして、今後、改善策を検討することにしています。 この問題は、13日午後7時半ごろから3時間半余りにわたって、横浜市のホームページが接続しにくい状態になったものです。 横浜市は、先週の大雨で土砂災害が相次いだことを受けて、人命に関わる土砂災害が起きる恐れがある200か所余りの崖を選定し、13日夜、それぞれの崖の周辺地域に避難準備情報を出しました。ところが、横浜市がこの避難準備情報の対象地域をホームページに掲載し、携帯電話の緊急速報メールで市民などに確認するよう呼びかけたところ、その直後からホームページに接続しにくい状態になりました。 横浜市は、アクセスが集中して回線の容量をオーバーしたのが原因だとして、
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