「地球温暖化の原因は太陽の活動」説を否定する新論文(2) 2007年7月10日 環境 コメント: トラックバック (0) Fraser Cain 2007年07月10日 (1から続く) 地球温暖化問題に懐疑的な人々は、宇宙線が雲の量に影響して地球温暖化に影響しているとし、太陽の11年周期の活動と、地球の大気圏まで到達する宇宙線の強さとの相互作用という自然現象として説明する。 太陽風が強くなると、地球の磁気圏に到達しようとしている宇宙線を吹き飛ばし、その結果として雲の量が減るという説明だ。 しかし、宇宙線によってイオン化された粒子は、地球の両極に引き寄せられる(このことは、美しいオーロラが高緯度の地域でのみ観測されることからもわかる)。宇宙線が雲の量に影響するのであれば、雲の量の変動は両極の近くで特に顕著となるはずだ。だがこれは事実と異なる。実際はまったく逆だ。 さらに、宇宙線の活動の減衰と