民主党の鳩山由紀夫前首相は9日、松本剛明外務副大臣の外相就任に期待を示す一方、菅直人首相の外交姿勢には苦言を呈した。新外相については「中国やロシアとの関係が、この数カ月大変厳しくなっているので、立て直すために若い発想を大いに使ってもらいたい」と表明した。 同時に菅外交に関し「領土問題などはトップ同士の信頼関係が一番だ。菅直人首相は内政中心にさまざま仕事をしてきたので、外交まで目が届かないところがあった」と指摘。「首相の仕事の半分かそれ以上は外交・安全保障にある。松本新外相とタッグを組んで良い外交を作り出してほしい」と述べた。