「弱者のふりをした在日朝鮮人が数々の特権を享受し、日本人を苦しめている」そんな主張をふりかざし、集団街宣やインターネットを駆使して、在日コリアンへの誹謗中傷を繰り返す、会員数1万人余の「市民保守団体」在特会。ところが、実際に一人ひとりに会って話を聞くと、その大半は、どこか頼りなげでおとなしい、イマドキの若者たちだった。現代日本が抱える新たなタブー集団に体当たりで切り込んだ鮮烈なノンフィクション。 第三十四回講談社ノンフィクション賞受賞作、そして第四十四回大宅壮一ノンフィクション賞候補作品。 聞くに堪えないようなヘイトスピーチを駆使して集団街宣を行う、日本最大の「市民保守団体」、在特会(在日特権を許さない市民の会 会員数約1万人)。 だが、取材に応じた個々のメンバーは、その大半がどことなく頼りなげで大人しい、ごく普通の、イマドキの若者たちだった・・・・・・。 いったい彼らは何に魅せられ、怨嗟
![『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』(安田 浩一) 製品詳細 講談社BOOK倶楽部](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7d98d8e0796271ce0f079f920362e193e9fbf779/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcv.bkmkn.kodansha.co.jp%2F9784062171120%2F9784062171120_w.jpg)