「駅はものすごいことになっているわ。大きな荷物を持った人だらけで、毛布を敷いて寝転んでいる人さえいて、足の踏み場もない。あんな場所、短い時間でもいたくない!」 31億人の大移動 「春運」の切符争奪戦 1月初旬、我が家を助けてくれている23歳の家政婦・インティが顔をゆがめて言った。我が家は夫が北京に単身赴任しているため、インティに洗濯、アイロンがけ、夕食づくりを頼んでいる。私と息子が休暇を利用して北京に滞在している間は、息子が保育園から戻ってきてから世話をしてくれる。インティは「春運」(春節(旧正月)の帰省ラッシュ)でごった返す駅に、甘粛省から訪ねてきていた母の帰路の切符を買いに行ってきたようだ。 切符の入手難が話題になるのは毎年のことだ。どこの国でも多かれ少なかれ帰省ラッシュはあるだろうが、中国のその規模は尋常ではない。鉄道部の推計によると、今年1月8日から2月26日の40日間に移動する人
先日、浙江省温州市を訪れたときのことである。空港からタクシーに乗り市内の予約していたホテルに向かった。中国のタクシー運転手は概しておしゃべりで、いろいろ話しかけてくる。 「どこから来たの?」「旅行?」「仕事は何?」 タクシー運転手にお見合いを仲介される 私が日本人女性だと知ると興味はさらにエスカレートしたみたいで、「年齢はいくつ?」「結婚はしているの?」「子供はいるの?」「年収は?」と個人的なことまで深く聞いてくる。中国人では、初対面の女性に年齢や結婚、子供の有無などプライバシーにかかわることを聞くのは、別に失礼という意識もなく、当たり前のこと。私も慣れっこである。 それで、44歳で、独身で、子供もいない、職業はマスコミ、と答えておいた。すると「それは本当か?30歳くらいだと思った!」といたく驚く。 こういう反応はよくあることで、日本人の中年女性は、中国人女性に比べると本当に若く見え、実際
株式会社クリーク・アンド・リバー社 東野圭吾氏のベストセラー小説 「真夏の方程式」 中国での翻訳出版エージェンシー契約が決定! コンテンツの企画制作プロデュース事業、クリエイター・エージェンシー事業を展開する株式会社クリーク・アンド・リバー社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井川幸広)の展開する、日本とアジアを結ぶ海外翻訳出版エージェンシー事業が2010年の事業開始以来順調に拡大しており、このたび2011年6月に文藝春秋より出版された東野圭吾氏によるベストセラー小説「真夏の方程式」の中国における翻訳出版版権を当社にて取扱うことが決定いたしました。 【クリーク・アンド・リバー社 海外翻訳出版エージェンシー事業とは】 2010年3月、当社の上海現地法人としてCREEK & RIVER SHANGHAI Co.,Ltd.を設立したことを契機とし、日本のクリエイティブの販路拡大を目指す
印刷 関連トピックス総選挙カイン(カレン)州 ミャンマーで60年以上独立闘争を続けてきた少数民族の武装勢力「カレン民族同盟(KNU)」と政府との停戦協議が、大詰めだ。軍事政権時代は一度も停戦に応じなかったKNUだが「テインセイン政権は信頼できる」と朝日新聞に語った。成立すれば政権が目指す「国民的和解」へ大きな一歩となる。 協議に参加しているKNU中央委員のデビッド・トウ氏が取材に応じ、「停戦合意は近い」と明言した。KNUと政府は昨年10月から、ミャンマーとタイ北部の国境付近などで3度にわたって協議。12日にもミャンマー東部パアンで4度目の協議を持つ。 政府側は、恒久的な和平交渉に向けた連絡事務所の設置や、少数民族地域での経済開発なども提案。さらに、KNUに、政党をつくって15年に予定されている次の総選挙に参加するよう促しているという。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます朝日新聞
台湾を訪れる中国人観光客の間で、台湾総統選・立法委員選挙への関心が高まっている。 共産党の一党独裁体制で生きる中国人にとっては、2008年7月に観光渡航が解禁となった台湾で初めて目にする「民主選挙」だ。選挙集会での「お祭り騒ぎ」も魅力的に映るようだ。 「民主主義の発展した姿。あれこそ正常な現象だ」 中国雲南省から来た40歳代男性は、台湾南部で見た野党・民進党や与党・国民党の選挙集会の印象を語る。 台湾の旅行社によると、昨年11月以降、「選挙の雰囲気を味わいたい」と希望する中国人観光客を、選挙集会に案内するケースが増えた。南部・高雄のある現職立法委員の事務所では9日、中国人観光客が訪れ、委員と握手する場面もあった。 中国のネットには、「台湾の民主主義がうらやましい」との書き込みもある。昨年末には「総統選が見たい」と密航した中国人男性が逮捕される事件も起きた。
2011年12月24日、ロシア建国以来最大規模の反政府デモがモスクワ市内で開催された。参加者は5万人とも10万人とも言われるが、実際はその中間あたりというのが衆目の一致するところだ。 筆者はまさにその日、モスクワに滞在していた。 期待を持たせておいて申し訳ないのだが、筆者はデモ会場に近づくことなく、その日は市内のショッピングセンターで買い物をしていた。 ジャーナリストでも政治学者でもないので、あまり興味もないし、あえて危険に近づく意味もないからだ。 もっともテレビのニュース画像を見る限りではデモといっても、アラブの春どころかニューヨークのウォールストリートの抗議活動よりも穏健ムードで、お茶やお菓子を振る舞う人がいたりするなど、日本のメーデーを見るようである。 実際にデモに参加した友人も、同じく参加したほかの友人とその後に飲みに行くことが目的だったらしく、西側メディアが期待するほどラディカル
1月12 党の「純潔性」の維持を指示(今日の『人民日報』-20120112) 9日の党中央規律検査委員会全体会議での胡錦濤重要講話の学習を指示する評論員文章の連載が始まった。最初の文章のタイトルは「純潔性を維持することが、党をさらに頑強にし力を与える」というもの。この文章で注目したのは次の部分。 -「党の純潔性と先進性は本質的に一致するものである。純潔性をマルクス主義政党の価値理念とし、マルクス主義政権党の行為準則とすることは、終始わが党が変わらず追求し死守すべきことである。」 -「新中国以来、特に改革・開放以来、わが党は終始純潔性を維持することを党建設の重要な目標とし、純潔性を維持する観点から党風清廉政治建設の重要性と緊迫性を深刻に認識し、旗幟を鮮明にして反腐敗を党の純潔性を維持する重要な手段とし、党組織の健全化の維持に力を入れている」 1月10日のブログで、この胡錦濤の重要講話で「純潔
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