福岡県筑後地区で昨年後半以降、研修目的などで来日して働いていた中国人などの外国人十数人が行方不明になっていたことが、捜査関係者への取材でわかった。同県警は、このうち中国人の男(31)を出入国管理法違反(不法残留)の疑いで逮捕。手助けした中国人がほかにいた可能性があるとみている。 捜査関係者によると、男は昨年4月、1年間の研修の在留資格で入国。福岡県筑後地区の加工工場で月給6万〜7万円で働いていたが、昨年8月に行方不明となった。工場側の相談を受けた県警が行方を捜し、5月に男を逮捕。福岡入国管理局に身柄を引き渡し、国外退去処分になった。 男は見つかったとき、兵庫県内の解体工場で働いており、以前の2倍ほどの月給を得ていた。調べに対して「もっと稼ぎたかった」と話したといい、研修ではなく、実質的な出稼ぎだった可能性があるという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。