■「発改委の都市化草案を李克強が否決」ロイターのスクープとその背景に潜む政治問題―中国■ shanghai / picfile ■ロイターのスクープとその波紋 ロイターのスクープ「中国都市化計画に遅れの可能性、地方政府の債務拡大懸念が浮上=関係筋」が話題となっている。 「中国は、2012年に13年ぶり水準に落ち込んだ経済の活性化に向け、向こう10年間に40兆元(6兆5000億ドル)を投じ、4億人を都市に移住させるプロジェクトを進めている」が、地方政府関係者はこれ幸いと独自のインフラ投資に走りかねない気配。 というのも、土地を担保に金を集めて投資する中国の成長モデルがこのままでは破綻しかねないと懸念されており、中央政府はその抑制に必死。今までのようなやり方では金集めが難しくなったところで、「李克強旗振りの都市化」という錦の御旗をゲットできれば、気持ち良く投資ができるではないか、という筋書きだ