◇40歳男「半年で1億6000万円稼いだ」 携帯電話ショップで新品スマートフォンが大量に盗まれる事件が相次いでいる。盗難対策が講じられた日本では使えないが、中国に運び出せば高値で売れるという。「半年で1億6000万円稼いだ。中国はドル箱だ」。スマホ窃盗事件で大阪地検に起訴された男(40)が記者に実態を明かした。 男は昨年秋、仲間2人と兵庫県尼崎市の携帯ショップで「iPhone(アイフォーン)5」などを盗んだとして大阪府警に逮捕、起訴された。余罪捜査のため今も府警本部に勾留中で、弁護人を通じて文書で取材に答えた。 男によると、昨年3月ごろから、関西のNTTドコモ、ソフトバンクなど80カ所を超えるショップに侵入し、アイフォーン5などの新品スマホを盗んだ。 「中国では盗んだスマホが高値で売れると聞いて盗みを始めた。特に人気が高い『アイフォーン』を狙った」 窃盗の手口は、バールで店の窓ガ