2014.05.01 13:00:35 by JIJICO [ジジコ] Tags : ビジネス 労働問題 経営 雇用 労働時間ではなく成果を重視する「日本型新裁量労働制」 昨年12月の政府の産業競争力会議において法律で決められた「労働時間の規制」を適用しない「日本型新裁量労働制」の導入について提案がなされ、安倍政権の成長戦略に盛り込む方向で議論が進められています。これは、一部で「残業代ゼロ案」として、かつて提案された「ホワイトカラーエグゼンプション制度」と混同され、サラリーマンに全く残業代が支払われなくなるかのごとく報道がされていますが、それとは少し異なります。今、提案されている「日本型新裁量労働制」とは、労使合意の下で労働時間と賃金を完全に切り離した雇用契約を結ぶオプションを個人と企業に与える制度であり、労働時間ではなく、成果を重視した働き方を認めるものです。確かに、これまで日本では、長