編者のことば 阿辻 哲次 京都大学名誉教授、(公財)日本漢字能力検定協会漢字文化研究所所長 パーソナルコンピューターやスマートフォンの普及によって、覚えにくく書きにくかった漢字への人びとの意識がかわり、多くの人がごく気軽に、難しい漢字を使って文章を書くようになった。このように漢字使用の頻度が爆発的に増大する際にあらためて要求されるのが、漢字の意味や使い方に対する一層正確な理解である。漢和辞典の名著との声望高い『角川新字源』が、いま姿を新たにする意義は、まことに大きいものがある。 ① 正確さで定評ある解説がさらに進化 1968年の初版発行当時、中国文学・漢字学の第一人者であった小川環樹・西田太一郎・赤塚忠による漢文資料に忠実な解説は高く評価され、以来半世紀のあいだ圧倒的な信用を得てきました。その従来のよさは損なわず、より役立つ辞典へと進化しています。 ② 最新の常用漢字・人名用漢字に加え、新
オープンサイエンスと研究データ共有 大向一輝 【論文PDF】 近年のネットワーク環境やセンサーの高度化によって入手可能なデータが飛躍的に増加し、「第4の科学」や「データ中心科学」と呼ばれる科学研究手法が注目されている。また、研究不正防止の観点から研究成果に関するデータ公開の気運も高まっている。これらの活動は広くオープンサイエンスと呼ばれる。オープンサイエンスを活性化するためには、研究コミュニティの内外において日常的なデータ共有を促進していく必要がある。本稿では制度面、技術面におけるオープンサイエンスの基盤について紹介し、今後の展望について議論する。 キーワード:オープンサイエンス、研究データ、科学コミュニティ、データ管理計画、研究プラットフォーム、識別子
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