台湾で展開される「3・18青年立法院占領行動」、すなわち三月十八日以来の学生らによる立法院(国会)占領事件は「台湾の春」(仏紙ルモンド)とも称され、世界の注目を集めつつある。国会の周囲で声援を送る人々は、二十一日夜には三万人を超えた。 国会内に突入したグループの一つは「反黒箱服貿民主陣線」。つまり「国民の目の届かぬ密室で策定、調印された中国とのサービス貿易協定のに反対する民主戦線」という意味だ。 同協定は国内の中小企業に多大な打撃を与えるばかりか、産業社会全体を中国の影響下に陥れかねないものである。 だからこそ台湾併呑という国家目標を掲げる中国は一日も早い発効を望んでいるわけだが、そのようなものを「密室」で結んでしまった馬英九政権の無責任さは、明らかに売国の域にまで達している。 そうした中、国会では、その馬英九総統の意を奉じた国民党の議員団が三月十七日、同協定の審査を終えぬまま内容
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