レッツノートとタフブックの30年間に渡る歴史を辿る前に、今回は、パナソニックグループのパソコン事業の歴史を紐解いてみる。 パナソニックのコンピュータの「源流」を探る パナソニックのコンピュータへの取り組みの源流を探ると、1959年4月に完成した「MADIC-I」に辿り着く。松下電器産業通信事業部東京研究部(のちに松下通信工業、パナソニックモバイルコミュニケーションズを経て、現在はパナソニックコネクト)が開発した小型トランジスタ計算機であり、これをベースに、1961年10月に完成したMADIC-IIAが、同社初の商用コンピュータと位置づけられている。 だが、創業者である松下幸之助氏は、1964年に、コンピュータ事業へと参入している国内企業が多いことなどを理由に、コンピュータ事業からの撤退を決断。その代りに、家電事業への投資を加速することにした。 とはいえ、1968年には、松下通信工業が、交通

