──アリシアさんも子ども時代は苦しいものでしたか。 アリシア 小学校時代はわりと楽しく過ごしてたんですけど、中学でドーンと落ち込みました。 ──何があったのでしょう。 アリシア 「恋愛」が大きな壁で。中学生になると、友達と恋バナで盛り上がったりしますよね。でも私は「男子が好きな女子」として一度も名前が出ないのが、すごいコンプレックスで。モテてる女子はだいたい「髪がサラサラ、肌が白い、身長ちっちゃめ」なのに、171センチの私は「縮れ毛、肌が茶色、デカい」。 「結局モテるのは白い子で、黒人ハーフの私は最初から圏外じゃん」 ──「モテ女子」の枠から外れていると。 アリシア そうです。「私がモテないのは、黒人ハーフだからだ」と信じて疑いませんでした。黒人ハーフで、癖毛で肌が黒くて身長が高いからだ、と。 親にはかわいがられて育ったし、根本の自己肯定感は低くなかったと思います。でも、恋愛に興味が出てく

