受け身の姿勢にとどまらない積極的な活用のために、大会形式のイベントも実施。「AI Prompt Cup 2023」では、プロンプトの書き方と、その成果物を研修の受講者がシェアし、特に活用したいものを表彰する仕組みを取った。 「(プロンプトカップを)企画したのは、ITのバックグラウンドもなければ社会人歴も浅い若手が中心。『自分たちと一緒に学び、マスターしよう』と、テクノロジー活用にこれまで積極的ではなかった人たちも入りやすい雰囲気を作っていきました」(朝比奈氏) 現場で独自の活用を 「小さなAI」を準備 このようにして、グループ内での活用を促進しているパーソルグループ。生成AIの活用に当たっては大きく3つの領域を設け、それぞれで施策を展開している。 まずは、グループの事業変革に向けた領域だ。経営レベルで取り組むものとしており、ディスカッションを重ね「これからトライしていく」(朝比奈氏)。 2