広島県福山市は11日、同市柳津町の野村鍍金(めっき)福山工場に入り込んだ猫が有害物質である六価クロムの槽に落ち、そのまま逃げたと発表した。猫に触ると皮膚がただれるなどの症状が出るとして、市は注意と情報提供を呼びかけている。
2019年の参院選で自民党の選挙対策委員長だった甘利明衆院議員(74)が、宮城選挙区の同党公認候補だった愛知治郎元参院議員(54)の応援で同選挙区に入った際、愛知氏の後援会幹部に現金100万円を渡していたことが13日、愛知氏らへの取材で分かった。 <関連記事> 【解説】政策活動費、選挙の裏金に流用か 放置は許されない 政策活動費って何? 使い道不明なまま【イチからわかる】 河井元法相メモ、甘利100は本人認める「陣中見舞いで届けた。党からのお金だった」 甘利氏は、同じ参院選の広島選挙区で大規模買収事件を起こした河井克行元法相(60)にも現金100万円を提供。党の資金を使って全国各地の同党公認候補側に陣中見舞いとして100万円を配ったと、中国新聞の取材に説明していた。
2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、検察当局が20年1月に河井克行元法相(60)=服役中=の自宅を家宅捜索した際、当時の安倍晋三首相をはじめ安倍政権の幹部4人から現金計6700万円を受け取った疑いを示すメモを発見し、押収していたことが7日、関係者への取材で分かった。検察当局は、元法相が広島県内の地方議員や後援会員に現金を配り回った買収の原資だった可能性があるとみて捜査していたという。 【関連記事】メモ魔の記録「総理、すがっち、幹事長、甘利」 政権中枢の4人、案里氏を全面支援 【関連記事】二階氏、提供否定「案里って何者よ」 【関連記事】甘利氏「100万円は陣中見舞い。他にも一律に」 【解説】政権の闇、解明欠かせず 関係者によるとメモはA4判。上半分に「第3 7500万円」「第7 7500万円」と書かれ、それぞれ入金された時期が付記されている。その下に「+(プラス)現金67
先進7カ国首脳会議(G7サミット)がまとめた核軍縮に関する「広島ビジョン」を巡り、カナダ在住の被爆者サーロー節子さん(91)が20日、帰郷中の広島市で中国新聞のインタビューに応じた。「自国の核兵器は肯定し、対立する国の核兵器を非難するばかりの発信を被爆地からするのは許されない」と批判した。 サーローさんは帰国前から、サミットに関与する市民社会のグループによる政策提言に注目。核兵器禁止条約の締約国との協働などを求める内容だったが、「岸田文雄首相は提言書を直接受け取ったのに、広島ビジョンでは全く無視されている。市民の声を聞いていない」と憤った。 人間として原爆資料館の展示遺品や原爆慰霊碑と向き合うよう訴えてきた、G7首脳の平和記念公園(中区)訪問も疑問視。「文書の文言から首脳の鼓動も体温も感じない。あの場で何を見て、感じたのかを一切非公表とし、広島に来た意義はあったと言えるのか」と話した。 核
カナダから広島市に帰郷している被爆者サーロー節子さん(91)は21日、中区で記者会見し、3日間の日程を終えた先進7カ国首脳会議(G7サミット)について「大変な失敗だった。首脳の声明からは体温や脈拍を感じなかった」と残念がった。 サミットでG7首脳は初めてそろって原爆資料館(中区)を訪れ、被爆者とも対話した。ただ見学内容や首脳の様子は非公表で「本当に我々の体験を理解してくれたのか。反応が聞きたかった」と指摘した。 核軍縮に関する「広島ビジョン」については、核兵器禁止条約への言及がなかったことなどを踏まえ「事前に外務省の誰かが準備したかのよう。広島まで来てこれだけと思うと胸がつぶれる」と失望感をあらわにした。 一方、日本被団協は同日オンライン記者会見を開き、サミットの成果について同様に厳しい見方を示した。木戸季市事務局長(83)は、核抑止を事実上肯定し、核兵器廃絶に向けた十分な議論がなかったと
新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、別のウイルス感染症「サル痘」が欧米を中心に急拡大しています。発疹などの症状が特徴で、患者は1万人を超えました。いったい、どんな病気なのでしょう。岡山理科大獣医学部の森川茂教授(ウイルス学)に、日本への影響や予防法を尋ねました。(馬場洋太) Q サル痘とはどんなものですか? A 根絶された天然痘に似た「サル痘ウイルス」に感染して起きる病気です。1958年にサルで初めて確認されたのでそう命名され、70年に初めてアフリカのザイール(現コンゴ)でヒトへの感染が報告されました。サルよりも主にリスやネズミなどのげっ歯類がウイルスを持っていて、かまれるとうつります。アフリカで散発的に感染者が出る程度でしたが、今年に入って欧米で急拡大しました。ただし、流行しているのは「西アフリカ型」という比較的弱いタイプです。 Q どんな症状が出ますか? A 5~21日(平均1
米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンに異物が混入していた問題で、広島県南部の会社員男性(30)が、使用を見合わせているロットのワクチン接種後に亡くなっていたことが29日、分かった。厚生労働省が28日に公表した30代男性2人の死亡事例のうちの1人とみられる。会社員男性の父親(63)が中国新聞の取材に応じ、息子を突然亡くした悲しみや接種後のケア体制などについて、胸の内を語った。 【写真】ロット番号が分かる男性の予防接種済証 父親によると、男性は県内の職域接種会場で、7月18日に1回目、今月22日に2回目の接種を受けた。23日に40度を超える熱が出て、勤め先を欠勤。市販の解熱剤を服用したところ、24日には平熱に戻り、出勤した。 その夜は自宅で母親(62)と夕食を取り、午後7時半ごろに自室へ戻った。25日朝、起こしに行った母親が布団の上でぐったりしている男性を発見。死亡が確認された。男性に基礎
検察側が朗読した供述調書で、河井克行被告の指示を受けた業者が、参院選広島選挙区で案里被告と争っていた自民党現職の溝手顕正氏を批判する投稿をインターネット上で繰り返していたことが分かった。 供述調書によると業者は、溝手氏本人や、溝手氏を支援する自民党広島県連が案里被告をいじめているとの内容でブログに投稿。溝手氏のイメージ悪化を狙い、投稿前には克行被告が文章を確認していた。自民党新人の案里被告と溝手氏が2議席を争った野党系現職の森本真治氏については投稿の指示はなかった。一方で、案里被告の印象が良くなるような対策をネット上で講じていたという。 業者は2016年ごろ、選挙プランナーを介して克行被告と知り合った。克行被告に否定的な書き込みはネット上の検索機能で表示しにくくしたという。克行被告が7選を果たした17年の衆院選では「対立候補のイメージを悪くするため、ネガティブな記事の工作をした」との供述調
自民党の河井克行前法相(衆院広島3区…
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く