大盛況で幕を閉じたヲタクの祭典「コミックマーケット76」では、美女コスプレイヤー(レイヤー)がわんさか。さすがにレベルが高く、ポーズもばっちり決まっていた。しかしその裏側では、悪質な盗撮カメラ小僧(カメコ)との知られざる攻防があった。意外と厳格な内部ルールに悪戦苦闘する美女も。汗だくで戦う美女レイヤーの真夏の戦闘記をお届けしよう。 ハイレグのコスチュームをまとったレイヤーに数人のカメコが群がっていた。胸の谷間がのぞくポーズを取ると、あっという間にカメコの輪が広がった。「こっちお願いします!」と次々に目線を求める掛け声。ここでほぼ間違いなく“邪魔”が入る。 「カウントダウンしま〜す。10、9、8…」 「ゼロ」と同時に全員撮影を打ち切り、即解散するのがコミケの内部ルールだ。カメコの黒だかりを見つけたらすぐスタッフが飛んできてカウントダウンを始める。写真撮影が認められているのは会場内の限られたエ