442 10.5.22.SAT 宮崎県の農家で家畜伝染病 の口蹄疫の感染が疑われる牛 が見つかってから約1か月がた ちます。その間、宮崎県での 感染疑い件数は127例、殺処分 される豚や牛などの総数は11 万8千頭を超えました。しかし、 実際に殺処分されたのは人員 不足や埋却地不足のため5割か ら6割にとどまっているようです。 口蹄疫が国内で確認されたのは、 2000年以来10年ぶりとなりま すが、当時は、宮崎県と北海 道で740頭の牛が処分され、3 か月で終息しました。しかし、 今回は発生後1か月で、殺処 分の対象となった家畜がすで に前回の100倍を超えています。 ◆初動が極めて大事 被害は、県外も含めさらに 広がる可能性があります。口 蹄疫ウイルスは人や車に付着 して運ばれるケースもあり、 さらには風によっても運ばれ ます。また、感染力が強いた め瞬く間に感染が広がるのです。