オランダのアーティストにしてイノヴェイターのダーン・ローズガールデ(日本語版記事)が率いる、デザイナーと専門家からなるチームは、「スモッグフリー・プロジェクト」(日本語版記事)の開発をスタジオ・ローズガールデで2013年から続けてきた。ロッテルダムでの試験運用で成功を収めたあと、「世界ツアー」を開始したというわけだ。 高さ7mのスモッグフリー・タワーは、世界最大の空気洗浄機だ。きれいな空気の塊をつくり出して、「きれいな空気を無料で」市民に提供する。スモッグフリー・タワーは、特許取得済みのオゾンを生成しないイオン化技術と、少量のグリーン電力を使って、1時間に30,000立方メートルの空気をつくり出す。 スモッグフリー・タワーは、スモッグとともに、空気中を浮遊するPM2.5およびPM10の粒子の75パーセント以上を捕捉して回収し、タワーの周囲360度にきれいな空気を放出するため、タワーを取り巻