青森県六ヶ所村にある再処理工場の本格稼働を目指す日本原燃の工藤社長が、原子力規制委員会の田中委員長らと都内で意見交換し、田中委員長は「原発よりはるかに難しい施設だと思うので、抜かりのない教育訓練と心構えをもって取り組んでほしい」と安全対策の徹底を求めました。 この中で、工藤社長は、4年前の福島第一原発の事故を受け、再処理工場内に設置する冷却ポンプや電源車の数を増やすとともに、事故に備えた訓練を強化していることなどを説明しました。 これに対し、田中委員長は「地元で再処理工場の受け入れが決まってから30年たつが動いていない。社員の士気を維持するのがいちばん大きな問題で、士気が下がれば大きな危険が潜んでいる」と指摘しました。そのうえで、「社員が再処理の工程を十分に理解できるよう、相当な緊張感を持って勉強したうえで、経験を積み重ねることが重要だ。原発よりはるかに難しい施設だと思うので、抜かりのない