DUB、ダブ。 それは、ジャマイカにてレゲエから派生し、1つの楽曲を解体・再構築することで別の曲とする「手法」である。そしてその手法ゆえにミュージシャンでなくエンジニアが主体となる、卓上からの「編集という作曲」である。そこでは、リスナーの要求に応じ、踊るために必要なドラムとベースに対する「音の先鋭化」が行われた。 その手法は「Remix」として広がり、エンジニア目線の音作りは様々な領域にインスピレーションを与え、低音への意識はジャングル、ダブステップ、トラップと形をかえながら脈々と受け継がれていき、今なお各国のリズムの礎となっている―― ・・・。 ――というような歴史的な価値や影響力の大きさ、概念の尊さについては、いつか更新する『DUB論』を読んでの感想や、ちゃんとした方の記事にまかせる。この記事で書くのは、俗に「ロック」とよばれる音楽を主に聴いてきた偏ったリスナー(自分)――「ダブ」と聞
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