Éternitéの、 第1連と最終連は 同一詩句の繰り返し=ルフランですが これがどのように訳されているか この4行だけを 色々な訳で 手あたり次第 読んでみることにしましょう。 「地獄の季節」の訳があるものは あわせてそれも掲載します。 ◇ まずは 昭和5年に、 小林秀雄が「地獄の季節」を翻訳した中の 引用詩、 また見付かつた、 驚かしなさんな、永遠だ、 海と溶け合う太陽だ。 (アルチュル・ランボオ「地獄の季節」白水社) ※これは「新編中原中也全集」からの孫引きです。) ◇ 同じ小林秀雄が 戦後の、昭和23年に出した「ランボオ詩集」(創元社)の中で訳した 「地獄の季節」の引用詩、 また見付かつた、 何が、永遠が、 海と溶け合う太陽が。 ◇ 堀口大学 「永遠」 もう一度探し出したぞ。 何を? 永遠を。 それは、太陽と番(つが)った 海だ。 (「ランボー詩集」昭和26年発行、平成23年88刷