黒の染料が抜けて、下からインディゴの青みが顔を出し、 味わい深い色合いを作り出しています。 ひっそりとしていて凛とした佇まいです。 動物の毛が絡みにくいよう目の詰まったリネン素材を用い、 鋏等の仕事道具をスッと取り出せるよう配置されたポケット。 まさに機能美。当時の人々の美意識が垣間見えるデザインです。 現代の技術を持ってしても再現しきれないこの雰囲気。 一見とっつきにくいように見えますが、 話しかけてみると案外親しみやすいキャラクターなのがこのコートの特徴です。 日常着の中に1枚取り入れるだけでコーディネートに奥行きがでます。 肌寒くなってきました。 今年の秋の お供に如何でしょうか。