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ブックマーク / spiral-m42.blogspot.com (19)

  • ENNA München Lithagon 35mm/F3.5(M42)<br>エナ・ミュンヘン リサゴン

    小さくて軽くて、お洒落なレンズ! メーカー名も素敵 エナ(ENNA)はドイツ・ミュンヘンの中堅光学機器メーカーである。この社名は創設者のAppelt博士が彼の娘アンネ(ANNE)の名前を反転し銘々してしまったことに由来する。エナにはENNALYTという名のレンズまであるくらいだから、相当な溺愛だったのではないか。リサゴンというレンズ名もどこか女性の名前を連想させるようで可愛らしさがある。レンズはトリプレット型レンズをレトロフォーカス化した4群4枚という変わった光学系を持つレンズであり、軽くコンパクトな鏡胴に3枚のゼブラリングを持つお洒落れで存在感のあるデザインが特徴である。バックフォーカスの長いレトロフォーカス型の設計としては、最も小粒なレンズの一つではないだろうか。絞りリングがヘリコイドリングと一緒に回転する特殊な構造のため、慣れるまでは少々扱いにくいのが難点だ。M42マウント用とエギ

    ENNA München Lithagon 35mm/F3.5(M42)<br>エナ・ミュンヘン リサゴン
    kitokitoki
    kitokitoki 2018/02/03
    このみ
  • M42-Nikon F mount adapter

    Nikonの一眼レフカメラでM42マウントレンズを使用するためのマウントアダプター。補正レンズの無いタイプ(左から3枚目まで)と補正レンズの付いているタイプ(いちばん右の1枚)に大別される マウントアダプターはどこまで薄く造れるのであろうか?M42-Nikon Fアダプターにみる極薄設計の限界 マウントアダプターを用いてNikonの一眼レフカメラにM42レンズを搭載する場合、フランジバック長の規格の関係で無限遠のフォーカスを拾うことはできない。しかし、アダプターが極薄く設計されていれば、中望遠レンズで4~6m先の被写体に対してフォーカスを拾うことができ、ポートレート撮影ならばギリギリ何とかこなせる。M42-Nikon Fアダプターは極薄設計が求められるストイックな製品分野なのである。いったい、どこまで薄く造れるのであろうか? 現在、eBayなどの市場に出回っているM42-Nikon Fアダ

    M42-Nikon F mount adapter
  • Unknown technique to reduce the optical path length of M42 focusing helicoid

    Unknown technique to reduce the optical path length of M42 focusing helicoid M42フォーカッシング・ヘリコイドの光路長を1mm削減するウラ技 レンズの改造を趣味にしている人達の間ではお馴染みのM42フォーカッシング・ヘリコイド。日製のBORGブランドや中国製品がマウントアダプター店やネットショッピング、ネットオークションなどで手に入り、プラスティック製の廉価品から真鍮製のコアを用いた高級品まで様々なモデルがある。これまで日製のヘリコイドは品質面で中国製よりも優位であると考えられてきたが、最近の中国製ヘリコイドは設計精度が確かであったり反射防止塗料が塗布されているなど、日製に勝る品質の製品が出てきた。日製品のアドバンテージは壊れにくい耐久性と最短光路長11mmを実現した薄型モデル(BORG OASYS 78

    Unknown technique to reduce the optical path length of M42 focusing helicoid
  • Zeissの古典鏡玉PART 2: Doppel-Protar (Protarlinse x2)

    Doppel-Protar(Zeiss Anastigmat Series VII)はDAGOR(GOERZ Doppel-anastigmat Series III)の記録的なヒットで劣勢に立たされていたCarl Zeissがシェア奪還をかけ1895年に投入したPROTARシリーズの最高峰モデルである。優れた描写性能を示したことから登場後たちまち人気を博し、1902年にTESSARが登場するまでの間、同社の主力レンズとして活躍した。 Zeissの古典鏡玉 Part 2 1890年に「サイデルの5収差」を全て補正できる史上初のアナスティグマートProtar(プロター)を完成させたCarl ZeissのPaul Rudolph(パウル・ルドルフ)[1858-1935]はProtarよりも更に明るく、室内撮影やポートレート撮影にも対応できる対称型レンズ(ダブル・アナスティグマート)の設計に取り

    Zeissの古典鏡玉PART 2: Doppel-Protar (Protarlinse x2)
  • コンタックス・ゾナーの末裔達3:Valdai Jupiter-3 50mm F1.5(LTM) and KMZ Jupiter-8 50mm F2(LTM)

    コンタックス・ゾナーの末裔達3:Valdai Jupiter-3 50mm F1.5(LTM) and KMZ Jupiter-8 50mm F2(LTM) 結像が柔らかく、階調が軟らかいレンズと言えば、ハロやコマの影響で大抵はコントラストが低く発色は淡泊になりがちである。しかし、Jupiterシリーズはどうもこの典型には当てはまらないという印象をうける。コントラストの基水準が高いためなのであろうか。開放付近でボンヤリとしたソフトな性格を示しながらも、コッテリとしたパンチ力のある色ノリが効き、頼りなさというものを全く感じさせないのである。 やわらかくも力強い オールド・ゾナーの写りを手軽に楽しめる ロシア製レンズ シリーズ第3回はロシア製ゾナー型レンズのJupiter-3 50mm F1.5とJupiter-8 50mm F2である。これらは戦前にCarl Zeissによって開

    コンタックス・ゾナーの末裔達3:Valdai Jupiter-3 50mm F1.5(LTM) and KMZ Jupiter-8 50mm F2(LTM)
  • ROSS LONDON XPRES 75mm F3.5*

    前玉を回すとボケ味が変わる Ross London Xpres 75mm F3.5 古いフォールディングカメラにはピント合わせを行う際にレンズの前玉をクルクルと回転させ前方に繰り出す「前玉回転式」と呼ばれるピント調整機構を持つレンズがみられる。レンズの前玉・第1レンズを前方に繰り出し光学系を伸縮(構造変化)させ、これに伴うバックフォーカスの変化を利用してピント合わせを行うという方式である。現在のレンズでは光学系全体を繰り出すヘリコイド式が主流だが、この方式に比べると前玉回転方式は撮影距離に対する画質の変化(収差変動)が大きく、無限遠を基準にシャープで高解像な画質が得られるようレンズを設計する場合にも、ポートレート域から近接域にかけては収差を生かしたソフトな描写表現が可能である[文献1]。これは現代のフローティングシステムにも通じるダイナミックな画質設計であり、ヘリコイド式では十分な収差変動

    ROSS LONDON XPRES 75mm F3.5*
  • Steinheil München Cassarit 50mm/F2.8

    シュタインハイル社の極小レンズ じつは私の頭には物欲センサーが生えている。時にこれが私を支配し、家族には内緒で夜な夜な新しいクラシックレンズを調達してしまう。困ったセンサーだ。まぁそんなことはどうでもよいのだが、 私がクラシックレンズを選ぶ際の決め手は(1)デザインがレトロでオシャレであること。(2)描写に個性や味があること。(3)できれば希少性が高いこと・・・である。ちゃんと写るならベンチマーク的な描写性能は二の次なのだ。そんなわけで、今回はシュタインハイル社のカッサリートである。レンズ名の由来は創業者のC.A.Steinheilの頭文字(C+A+S)を由来としている。 シュタイハイル社は1855年に物理学者シュタインハイルが設立した西ドイツ・ミュンヘンの光学機器メーカーである。日ではあまり馴染が薄いメーカーだが、ドイツではイスコ、シャハト、ローデンストックとともに中堅名門メーカーの一

    Steinheil München Cassarit 50mm/F2.8
  • illumina opt. illuminar(イルミナー) 25mm f1.4 c-mount 宝石レンズ

    illumina opt. illuminar(イルミナー) 25mm f1.4 c-mount 宝石レンズ ゴーストとハレーションを操る魔法使い 宝石レンズ illuminar(イルミナー) 25mm f1.4 イルミナー(illuminar)は東京近郊で毎月開催されている「上野由日路x伊藤弘オールドレンズ写真学校」のスタッフが好奇心と遊び心で考案した改造レンズです。光学系の内部には何と宝石(ジェムストーン)が据付けられており、レンズに取り込まれた光の一部をセンサーの手前でスパークさせる効果があります(下図)。レンズの絞り冠をコントロールすることで、写真には宝石色に色づいた美しいハレーションやオーロラのカーテンような発光体、プリズム状のゴースト、リング状の不思議なボケなど様々な特殊効果が現れます。写真学校の生徒の間で瞬く間に人気となり、「宝石レンズ」の愛称で呼ばれるようになりました 。今

    illumina opt. illuminar(イルミナー) 25mm f1.4 c-mount 宝石レンズ
  • トロニエの魔鏡1:銘玉の源流<br>Schneider-Kreuznach Xenon 50mm/F2

    隈がひどく、Xenonの設計に過剰なまで の情熱を費やしていたことがうかがえる。 髪の後退も年齢の割には早いように 見える Goerz, Schneider, Voigtländer, 米国Farrand Opticalに籍を置き、写真用レンズの設計者として数多くの銘玉を世に送り出したAlbrecht-Wilhelm Tronnier[トロニエ博士](1902-1982)。レンズ設計の分野では収差を徹底的に取り除く事が良しとされてきたそれまでの基的な考え方に疑問を抱き、収差を生かし、時には積極的に利用するという逆転の発想によって比類ないレンズを世に送り出してきた。独特な設計思想から生みだされた彼のレンズの描写には妙な迫力、写真の域をこえたリアリティがあり、周辺画質をやや犠牲にしてまで実現した中央部の描写には生命感が宿るとさえいわれている。20世紀最高のレンズ設計者と称えらながらも、自らの

    トロニエの魔鏡1:銘玉の源流<br>Schneider-Kreuznach Xenon 50mm/F2
  • シュナイダーとイスコ 第1弾: Schneider-Kreuznach Curtagon 35mm f2.8 (M42) クルタゴン

    シュナイダーとイスコ 第1弾: Schneider-Kreuznach Curtagon 35mm f2.8 (M42) クルタゴン シュナイダー・クロイツナッハ(現シュナイダー・オプティック)はJoseph Schneider が1913年にドイツのバートクロイツナッハ市にて創業した光学機器メーカーだ。ブランド力は高く、ライカやツアイスと並ぶ超一流企業である。ライカやツァイスが長い間ハイアマ向けの製品を主軸に置いてきたのに対し、シュナイダーは中・大判レンズ、シネマ用レンズ、産業用、航空写真用レンズなど高品位なプロ向けの製品を得意としてきた。NASAのスペースシャトル・アトランティスの船外活動用のモニターレンズも同社が供給しており、ハッブル宇宙望遠鏡を修理する船外活動でも活躍した。 シュナイダーはかつて35mm版カメラにも多くのレンズを供給していた。コダックレチナシリーズのデッケルマウント

    シュナイダーとイスコ 第1弾: Schneider-Kreuznach Curtagon 35mm f2.8 (M42) クルタゴン
  • A.Schacht Ulm M-Travenar R 50mm F2.8(M42)<br>シャハト マクロ・トラベナー

    ベルテレが設計したテッサータイプのマクロレンズA.Schacht M-Travenar 50mm F2.8A.Schacht社は1948年に旧西ドイツのミュンヘンにて創業、1954年にはウルム市に移転して企業活動を継続した光学メーカーです。創業者のアルベルト・シャハト(Albert Schacht)は戦前にCarl Zeiss, Ica, Zeiss-Ikonなどでオペレータ・マネージャーとして在籍していた人物で、1939年からはSteinheilに移籍してテクニカル・ディレクターに就くなど、キャリアとしてはエンジニアではなく経営側の人物でした。同社のレンズ設計は全て外注で、シャハトがZeiss在籍時代から親交のあったルードビッヒ・ベルテレの手によるものです。ベルテレはERNOSTAR、SONNAR、BIOGONなどを開発した名設計者ですが、戦後はスイスのチューリッヒにあるWild Hee

    A.Schacht Ulm M-Travenar R 50mm F2.8(M42)<br>シャハト マクロ・トラベナー
    kitokitoki
    kitokitoki 2016/08/14
    クールトーン軍団のメンバーにはSchneider Edixa-Xenon 1.9/50, Curtagon 2.8/35; Rodenstock Heligon 1.9/50, Eurygon 2.8/30; Schacht Travelon 1.8/50などがある。
  • A.Schacht(シャハト) Ulm Travenar(トラベナー) 90mm F2.8 R (M42)

    トラベナーと言えば典型的にはシャハト社のテッサー型レンズに多く用いられるブランド名です。レンズの解説で3群4枚構成という記述をみつけテッサータイプだと思い込んでしまった私は、eBayでレンズを目撃するたびに『中望遠のテッサー型レンズって、どんな写りなんだろう』などと興味を募らせていました。あるとき入手し実写してみたところ、テッサーらしくない優雅な写りに衝撃をうけてしまいます。ボケ味は美しく滑らかで、しかも四隅まで整然としていて、まるで絵画のようです。コントラストが良好なうえ階調はなだらかで中間階調が良く出ています。発色、ヌケともに申し分なく、私の知っているテッサー型レンズに対するイメージは良い意味で吹き飛んでしまいました。『テッサー型にも凄いレンズがあるんですよ』などと方々で言いふらしていたら、ネットで同社のカタログを見つけてしまいます。構成は3群4枚のテレ・ゾナー型でした・・・。凍った

    A.Schacht(シャハト) Ulm Travenar(トラベナー) 90mm F2.8 R (M42)
    kitokitoki
    kitokitoki 2016/08/14
    シャハト
  • A.Schacht Ulm Edixa-S-TRAVELON-A 50mm/F1.8 (M42)

    A.Schacht社はAlbert Schacht(アルベルト・シャハト)という人物が旧西ドイツのミュンヘンに設立した中堅光学機器メーカーだ。同社ついては情報が極めて乏しく、あまり多くのことは伝わっていない。 Schachtは元々、イエナ市のCarlZeissに経営管理者(Betriebsleiter)として在籍していた。1909年、ドイツ経済が不況になりCarl Zeiss財団が傘下のカメラ製造部門Carl Zeiss Palmosbau(カール・ツァイス・パルモスバウ)社を放出すると、パルモスバウは幾つかの中小光学機器メーカーと合併してIca AG社となった。同氏もパルモスバウとともにIca社へと移籍するが、Ica社は1926年にZeiss Ikon社の設立母体となることで再びCarlZeiss財団に吸収され、Schachtも同年から運用マネージャーとしてZeiss Ikonに従事して

    A.Schacht Ulm Edixa-S-TRAVELON-A 50mm/F1.8 (M42)
    kitokitoki
    kitokitoki 2016/08/14
    「フィルム撮影では全く気になることはなかったが、デジタルカメラでは被写体の輪郭部に色収差が出ている。古いレンズに最新の受光センサーという組み合わせなので仕方あるまい」
  • Carl Zeiss Jena Flektogon (M42) 35/2.8(1st silver type) <font color="red">Restored!</font>

    Carl Zeiss Jena Flektogon (M42) 35/2.8(1st silver type) Restored! 焦点距離/絞り値: 35mm / F2.8-F16(プリセット絞り), 重量(実測):188g, フィルタ径:49mm,最短撮影距離:36cm, 品はM42マウント用だがEXAKTAマウント用も存在する。品はプリセット絞りである。マウント部に絞り連動ピンはついていないので、ピン押しタイプのマウントアダプターを用いる必要性はない。チューリップの蕾のような流線型の美しい鏡胴フォルムが特徴。レンズ名はラテン語の「曲がる、傾く」を意味するFlectoにギリシャ語の「角」を意味するGonを組み合わせたのが由来である 「えっ。クモリですか?」ヤフオクを通じてそれまで所有していたレンズを売却したところ、売却先である山形のnavyblueことYさんからメールで連絡があり、

    Carl Zeiss Jena Flektogon (M42) 35/2.8(1st silver type) <font color="red">Restored!</font>
  • VEB Pentacon auto 50mm F1.8 (M42) Early model and Late model

    ドイツのペンタコンブランド PART 5 コストパフォーマンスの高い ペンタコンブランドの中核レンズ Pentacon Auto 50mm F1.8 (M42 mount)前期型/後期型 オールドレンズの入門者に最適なレンズを話題にする際に必ず登場するのが、旧東ドイツのペンタコン人民公社(VEB PENTACON)が生産した高速標準レンズのペンタコン(Pentacon) 50mm F1.8である。開放では微かに滲む柔らかい描写になり、絞れば現代のレンズのようにシャープでスッキリとした写りとなるため、あらゆる場面でオールラウンドに用いることのできる万能なレンズとして知られている。最短撮影距離は0.33mとたいへん短く、スナップでのマクロ撮影にも充分に対応できる。ロシア製レンズすら寄せ付けない圧倒的なコストパフォーマンスと美味しいところを詰め込んだ欲張りな製品仕様のため、ビギナーにはモテモテ

    VEB Pentacon auto 50mm F1.8 (M42) Early model and Late model
  • Carl Zeiss Jena BIOMETAR 80mm F2.8, M42/P6(Pentacon-six) mount

    Carl Zeiss Jena BIOMETAR 80mm F2.8, M42/P6(Pentacon-six) mount 前群にガウス、後群にトポゴンのレンズ構成を配し、奇跡的にも両レンズの長所を引き出すことに成功した優良混血児のことをBiometar/ Xenotar型レンズと呼ぶ。この型のレンズ設計は戦前からCarl Zeissによる特許が存在していたが、製品化され広く知られるようになったのは戦後になってからである。他のレンズ構成では得がたい優れた性能を示したことから1950年頃より一気に流行りだし、東西ドイツをはじめとする各国の光学機器メーカーがこぞって同型製品を開発した。この種のレンズに備わった優れた画角特性(広角部の画質)と解像力の高さは、後に圧倒的な性能によって日の主要な光学関係者達を震撼させた銘玉Xenotar (クセノタール)の存在からも明らかで、開放時に中央部で18

    Carl Zeiss Jena BIOMETAR 80mm F2.8, M42/P6(Pentacon-six) mount
  • VEB Pentacon MC Prakticar 50mm F2.4 (PB)*

    ペンタコン人民公社(VEB Pentacon)は1959年にドレスデンの5つのカメラメーカーが合併して誕生した旧東ドイツの国営企業である[文献1]。当初はカメラ&キノヴェルケ・ドレスデン人民公社という長い企業名であったが、1964年に改称しペンタコンとなった。設立時に合流したカメラメーカーにはツァイス・イコン社(ツァイスのカメラ部門)が含まれており、同社が1950年代に西側諸国に輸出した一眼レフカメラのブランド名Pentacon(ペンタプリズム付きコンタックスの意)を後に企業名として使うようになった。1968年にはレンズメーカーのメイヤー・オプティック(Meyer Optik)を吸収することでレンズの生産部門を獲得し、以後はドイツ統一後の1991年まで、カール・ツァイス人民公社(VEB Carl Zeiss Jena)とともに東ドイツ製レンズの主要な供給元となっている。ブログでは数回にわ

    VEB Pentacon MC Prakticar 50mm F2.4 (PB)*
  • Zeissの古典鏡玉PART 3: Carl Zeiss Jena Planar 10cm F4.5, 75mm F4.5, E.Krauss Paris Planar-Zeiss 60mm F3.6, 40mm F3.6

    Zeissの古典鏡玉PART 3: Carl Zeiss Jena Planar 10cm F4.5, 75mm F4.5, E.Krauss Paris Planar-Zeiss 60mm F3.6, 40mm F3.6 世界中にあるさまざまなタイプのレンズの多くは、その起源をCarl Zeissに求めることができる。現代の明るいレンズの基構成もその例外ではない。19世紀末にClark(クラーク)のガウス型レンズの発展形として登場したPlanar(プラナー)である。 Zeissの古典鏡玉 Part 3 1895年に密着型アナスティグマートの最高峰Doppel-Protar (ドッペル・プロター) を完成させたCarl Zeissのレンズ設計士Paul Rudolph(パウル・ルドルフ) [1858-1935]はアナスティグマートの要件を満たしながらPetzval (ペッツバール) やT

    Zeissの古典鏡玉PART 3: Carl Zeiss Jena Planar 10cm F4.5, 75mm F4.5, E.Krauss Paris Planar-Zeiss 60mm F3.6, 40mm F3.6
  • Carl Zeiss Jena Biotar 75mm F1.5 (M42, 2nd model)

    Biotar 75mm F1.5はZeissが戦前の1939年から1969年まで製造していた高速中望遠レンズだ。戦後に2度のモデルチェンジがおこなわれ、戦前のものまで含めると3世代にわたるモデルが存在する。温調のあたたかい発色と収差の効いた物凄いボケ味により、製造から半世紀以上が経過した今も、オールドレンズファンを魅了し続ける個性豊かなレンズとして知られている。光学系の構成は4群6枚のダブルガウス型で、Zeissの技術者のDr. Willy Walter Merte(メルテ博士) [1889--1948]により設計された。MerteはBiotarの他にも数多くのレンズの設計を手掛けている。Biotarには焦点距離の異なる58mmの姉妹品もあり、ブログの過去のエントリーにおいてもやや詳しく取り上げている。  Biotar 75mmの光学系の断面(トレーススケッチ)。構成は4群6枚ダブ

    Carl Zeiss Jena Biotar 75mm F1.5 (M42, 2nd model)
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