アーカイブズ:第45号 (平成23年10月) ●アーカイブズ 第45号 表紙 (PDF-format;2000KB) 目次 (PDF-format;601KB) カラーグラビア (PDF-format;1310KB) 目次
東日本大震災で市役所が津波に襲われた岩手県陸前高田市の重要公文書を、県立公文書館(横浜市旭区)が修復している。簿冊を一枚一枚めくってカビや泥を拭い、再び使える状態に―。「地域の記録」をつなぐための大切な作業だ。 来年3月まで計1200冊を修復する。陸前高田市から要請を受け、まず400冊が10月下旬、同館に運び込まれた。条例の原本や市議会の議事録、土地の権利関係の記録など都市運営に不可欠なものばかり。大半が泥だらけで、中には今なお湿った書類もある。 作業に当たるのは県の非常勤職員12人。現地で応急的に乾燥された簿冊をひもとき、張り付いた紙を慎重にはがし、スポンジで汚れを除去する。その枚数は、1200冊で概算40万枚に上る。 資料保存が専門で、作業リーダーを務める木本洋祐さん(54)=横浜市在住=は「公文書は、町の基本をなす唯一の資料」と説明する。とはいえ、陸前高田市だけでも全部で数万冊
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