4月2日にオープンする新しい中原図書館(川崎市中原区)の開館記念式典が27日、行われた。武蔵小杉駅直結の再開発ビル内の5階と6階に整備されたもので、関係者がテープカットを行うなど真新しい施設の完成を祝った。 阿部孝夫市長は「かつての中央図書館構想は、行財政改革を進める中でなくしたが、必要性は認識していた。最新の設備を有し、交通の要所にあるこの中原図書館は、地域の図書館であるとともに、中央図書館的な機能も併せ持つ施設とした」とあいさつした。 式典には、市議や市教育委員会、再開発ビルの関係者ら約120人が招待された。式典後には館内を見学し、カウンターに並ばずに本を借りられる自動貸出機やコンピューター管理による自動書庫など、目玉となる新機能の説明を受けた。 また、午後には一般公募の市民らを対象にした内覧会も実施。85人の定員に対し千人を超す応募があり、市民の関心の高さを示す結果となった。