動向レビュー CrossRefの動向 revisited 日本原子力研究開発機構 研究連携成果展開部:長屋 俊(ながや しゅん) 1. はじめに 電子ジャーナルをはじめとした電子情報資源を相互にリンクするとともにリンク切れを回避するための解決モデルとしてDOI(Digital Object Identifier)というデジタル識別子の仕組みが考案(1)され、CrossRefにおいて2000年6月にDOIシステムは稼働を開始した(2)。識別子は各種データベースのメタデータを横断的に統合し、相互運用性を担保する連携機能を持つことから、ウェブ上の学術コンテンツの増加、多様化などを背景にますます注目が集まっている(E1621参照)。CrossRef(3)はDOIの登録機関(Registration Agency:RA)としての役割を中核に据えながら、DOI登録や付随した検索サービスのみならずDOI
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