With accessibility features that make mathematics available to users with different disabilities
モチベーション Web で数式を表示するための仕様として、 MathML というものがある。ただ、 MathML はブラウザーの対応がイマイチなので、もっぱら MathJax や KaTeX などの JavaScript で書かれた代替手段を使うことが多いだろう。しかし、 EPUB の場合は標準的な数式記述方法は MathML なので、 LaTeX 数式を MathML に変換する必要がある。 そこで、「LaTeXで記述された数式をMathMLに変換する」ことを考える。 (尤も、 Kindle は MathML に対応していなかったり、EPUBリーダーで多く採用されていると思われる WebKit 系のレンダリングエンジンでどれほどの見た目になるのかという問題がある。しかし、それらの問題はおいておく。) この記事では LaTeX で書かれた単体の数式を対象とし、 LaTeX 文書をまるごと
LaTeX vs MathML (continued) 前の記事では、「LaTeXではカッコは必ずしも対応してなくてもいいけどMathMLではカッコの対応が大事」ということを書いた。 MathML特有の概念(マークアップ)は他にも色々あるので、この記事ではそれらを掘り下げていく。 トークン (<mi>, <mn>, <mo>, <mtext>) TeXの数式中に xyz という文字の並びを書いた時に、これが「一つの識別子か、乗算記号を省略した複数の変数か」というのが明らかではないという問題がある。MathMLへ変換する際は、識別子であれば一つの<mi>タグを生成し、複数の変数であれば複数の<mi>タグとそれを区切る<mo>⁢</mo>を生成する必要がある。 「識別子か複数の変数か」の判断に関しては、\mathrm等のフォントに関する指定を考慮すれば良いだろう。
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