全国の図書館や公民館、博物館の施設数、利用状況などについて文部科学省が3年ごとに実施する調査。学校以外の社会教育に使われる施設の実態を把握し、今後の国や自治体の施策に反映する目的がある。今回は東日本大震災の被害が大きかった岩手、宮城、福島3県の一部データの集計を見送り、来年3月にまとめる報告書で追加する。 (2012年11月1日掲載) 図書館利用 児童が急増 10年度貸し出し最多 1人26冊 不況買い控え 影響? 文部科学省は31日、2010年度に全国の小学生が図書館から借りた本が1人当たり26・0冊で、1974年度の調査開始以来、最も多くなったとする社会教育調査の結果を発表した。前回の07年度調査の18・8冊から大幅に伸びた。国民全体の1人当たりの年間貸し出し数も5・4冊(前回4・9冊)と過去最高だった。 「活字離れ」と言われる中で貸し出しが増えた理由について、文科省は「漫画で歴史