菅義偉官房長官は4日午前の記者会見で、今年4月に開かれた首相主催の「桜を見る会」を巡り、招待者名簿の電子データを内閣府が5月上旬に削除した後も一定期間、外部媒体に残っていたバックアップデータについて、「行政文書に該当しない」との見解を示した。バックアップデータは、サーバーから削除後も最大8週間保管…
![菅氏「バックアップデータは行政文書ではない」 桜を見る会名簿 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4d96128178bae17369d0554c85ed9e5917243a7b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2019%2F12%2F04%2F20191204k0000m010078000p%2F0c8.jpg%3F1)
安倍晋三首相の「桜を見る会」を巡る問題に関して、内閣府のシュレッダーを視察しようと同府の担当者たち(右)に詰め寄る野党合同の追及本部の議員たち(左)=東京都千代田区で2019年11月25日午後3時36分、川田雅浩撮影 立憲民主党などの野党議員は25日、内閣府を訪れ、「桜を見る会」を巡る疑惑の解明に向け、招待者名簿を処理したとされるシュレッダーを視察しようとした。だが、職員は「アポイントがない」などと拒否。共産党の小池晃書記局長は「隠蔽(いんぺい)体質極まれりだ。内閣府は伏魔殿か」と批判した。 立憲や共産の衆参8議員が内閣府を訪れた。職員は「シュレッダーが稼働中だ」「責任者がいない」などと視察をさせなかった。野党側は「稼働していない執務時間外なら見られるだろう」と食い下がったが、約2時間の押し問答の末に「官房長の判断でだめと決まった」と押し切ら…
毎月勤労統計の不正調査問題について、厚生労働省が安倍晋三首相と菅義偉官房長官に報告した際、その面談記録を作成していなかったことが毎日新聞の情報公開請求で判明した。 国の公文書ガイドラインは、重要な面談をした場合、やりとりの概要が分かる「打ち合わせ記録」を作るよう定めているが、首相官邸での面談について官邸は「省庁側の責任で作るべきだ」として一切作成していない。厚労省の未作成によって、国民生活に影響を与えた不祥事に政権トップがどう対応したのか、事後的に検証できない状態になっている。 毎月勤労統計の問題は、総務省統計委員会の委員長の指摘で2018年12月に発覚。厚労省などによると、官邸への報告は▽厚労事務次官ら→菅氏(12月28日)▽厚労審議官→首相秘書官(同日)▽根本匠厚労相ら→安倍首相(今年1月15日)の順に行われた。
早稲田大(田中愛治総長)は20日、作家の村上春樹さん(70)からの寄贈資料を収める施設の名称を「国際文学館」(通称・村上春樹ライブラリー)とし、2021年4月に開館すると発表した。早稲田キャンパス(東京都新宿区)の4号館を一部改修して設置し、設計は建築家の隈研吾(くま・けんご)さん(64)が務める。 4号館は6階建てで、村上さんが早大在学中によく足を運んだ演劇博物館の東隣に位置する。記者会見した田中総長によると、1階部分などは学生らが自由に出入りできるスペースとし、村上さんの書斎のレプリカやセミナールームを設ける。50言語以上に訳されている村上作品の翻訳書など、寄贈資料はできるだけ開架式で利用可能な形にし、日本と世界の文学研究の場としたい考えだ。
中央合同庁舎第2号館。国家公安委員会、警察庁、総務省、消防庁、国土交通省、観光庁、運輸安全委員会が入っている=東京都千代田区で2019年5月10日、米田堅持撮影 総務省統計委員会の点検検証部会は16日、毎月勤労統計(厚生労働省)の不正調査問題を受けた政府統計の追加点検結果を発表した。特に重要度の高い「基幹統計」(56統計)を除く「一般統計」(232統計)のうち154統計で不適切な対応があったと認定した。基幹統計の不適切対応(24統計)と合わせ、問題があったのは政府の288統計の6割強の178統計に上った。 不適切対応のあった一般統計154統計のうち、「最低賃金に関する実態調査」(厚労省)や「全国貨物純流動調査」(国土交通省)など16統計でプログラムミスなどによる数値の誤りがあった。「中小企業実態基本調査」(経済産業省)など11統計では調査対象を一部除外するなどのルール違反があったと認定した
京都府宇治、木津川両市の山中に公立図書館の蔵書とみられる本が大量に投棄された問題で、宇治田原町でも同様に約200冊が見つかっていたことが15日、町教委と田辺署への取材で分かった。図書は両市でのケースと同様に十数冊ずつひもでしばられ、同署が保管して関連や経緯を調べている。 同町禅定寺の林道近くの山林で町民が見つけ、8日に町立図書館に知らせた。町教委は土地の所有者に確認して同署に通報。同署が14日に回収した。関係者の話では、町立図書館の印は見当たらず、京田辺、城陽、八幡の各市の図書館の名前が見えるという。 一方、宇治、木津川両市の中央図書館は15日までに、回収した図書がどの図書館からのものか分類。宇治では大阪府枚方市のものも1冊あった。
ジャンル問わず気軽に、昼間と違い笑い声も 参加者がお薦めの一冊を持ち寄って紹介し合う福岡市中央図書館(中央区)の読書会「ヨルドク~おとなのための読書会~」が、7月で50回目を迎える。毎月1回、第2木曜の夜に開かれ、これまで延べ300人以上が参加した。会場となる閉館後の図書館を訪ねた。【山崎あずさ】 手書きのポップも人気 ヨルドクは、本を通じて地域の人たちに交流してもらおうと、2015年9月から同館が始めた。持参する本のジャンルは問わず、ニックネームを名乗ってもいいなど、気軽に参加できる雰囲気づくりをしている。 4月のヨルドクは、30~70代の男女8人が参加した。簡単な自己紹介の後、5分程度で持参した本について話す。「どの本にしようかと最後まで悩んだ」と話す人もいた。
2015~17年の質の高い科学論文の国別シェアで、中国が理工系の151研究領域のうち71領域で首位を占めていることが、国立研究開発法人「科学技術振興機構」(JST)の分析で分かった。残りの80領域は米国が首位で、最先端の科学研究で米中両国の2強体制が鮮明になった。一方、日本は上位5位以内の研究領域の数が約20年前に比べ激減しており、相対的に研究力が低下している現状が浮き彫りになった。 論文は他の論文に引用される回数が多いほど注目度が高く、優れているとされる。JSTはオランダの学術出版大手エルゼビアの論文データベースを使い、引用回数が3年間の平均で上位10%に入る論文群を分析。対象は臨床医学を除く理工系の151領域で、内訳は、生命科学(領域数46)▽工学・化学・材料(同39)▽コンピューター科学・数学(同26)▽物理・エネルギー・環境(同40)。
奈良県大淀町比曽の世尊寺が所蔵する「現光寺縁起絵巻(げんこうじえんぎえまき)」を大淀町がデジタル化し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。上下2巻からなる絵巻は、日本で初めて仏像が彫られたという伝承が記されている町指定の文化財。制作から300年以上たつ絵巻は鮮やかな極彩色を保っており、町の学芸員は「世界中の人に見てもらいたい」と話している。【萱原健一】 2021年の町制施行100周年に向けて町史編さんを進める大淀町は、記録を保存・活用するアーカイブに力を入れる。公開された動画は、上下各巻とも約3分。高画質カメラで撮った写真をデジタル処理でつなげ、実際の巻物を見ているように、絵と詞書(ことばがき)が交互に現れ、ゆっくりと画面が動いていく。上下巻を合わせた4分30秒のダイジェスト版には、解説が付いている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く