福島県立医大が「電子教科書」を来春導入 動画使い実習 福島県立医大(福島市)が来年度、多機能端末を活用して、動画を盛り込んだ「電子教科書」を採用することになった。学生はインターネット経由で医学実習を学び、学習の進ちょく状況がデータベースに蓄積される。全国的にも珍しい試みで、県立医大は「医学部の実習をさらに充実させることができる」と期待している。 対象は医学部5年生の約80人で、端末は画面の大きさから米アップルの「iPad(アイパッド)」を予定している。実習でマスターしなければならないエックス線画像診断や触診方法について、診療科ごとに動画の教科書を作成する。 勉強した学生はリポートなどを送信。大学はそれぞれの学習状況をデータ化し、指導教員が参考にする。 医学部の5年生は、1年間で約30の診療科の実習(各科1〜2週間)をこなさなければならず、患者の症例はそれぞれ異なるといった事情から、必