先日,調べることがあり,国立国会図書館に出かけた。国立国会図書館では,2012年1月から新しいコンピュータシステムが導入された。これまでは,2004年に導入された利用者用システムが使われていた。これは,入館時に誌名,住所などを入力してICカードを取得,このカードで貸出や複写,端末利用をする仕組みとなっていた。最初は戸惑うが,慣れると合理的であることがよくわかった。 新しいシステムは,「今年3度目…国会図書館でシステムトラブル 蔵書貸し出しなど手作業で対応」(産経新聞.1月16日)と報じられているように,必ずしも順調な出足ではないらしい。 大きく変わったのは,入館時に配布されるICカードをやめ,国立国会図書館利用登録を必須とし,登録者に与える登録利用者カードで貸出や複写,端末利用などをするようにしたことと,これまで,蔵書検索,複写申込,電子情報源利用は,別々のパソコンを使っていたが,これが1