陸前高田の「仮設市立図書館」(陸前高田市館、TEL 0192-54-3227)が 12月1日にオープンし、再開を待ち望んだ市民が駆け付けた。 市立図書館は、建物の倒壊は免れたものの、津波で蔵書が流出した。場所を内陸部の竹駒地区に移転し、仮設で再開。床面積約50平方メートル、木造1階建ての建物は、札幌市の市民団体「北海道ブックシェアリング」が寄贈した。閲覧用に座席を8席用意。本は全国から寄贈された小説や雑誌など約4000冊を蔵書。震災関連の書籍も多く、震災後に赴任した副市長の久保田崇さんの著書も置く。 10時の開館と同時に同図書館を訪れた近くの仮設住宅住む40代の女性は「仮設住宅だと狭いので、本を置く場所がない。本が大好きなのでオープンを楽しみにしていた。今日は手芸の本を探す」とうれしそうに本を手に取った。 同図書館・副主幹の長谷川敬子さんは「市民のニーズに合う図書館づくりをしていく。広く浅
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