新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、5月6日(祝日)までとしていた休館を延長し、6月1日(月曜日)まで、全館休館いたします。 これにともない「ふつうの系譜」展は閉幕となりました。 再開を楽しみにしてくださっていた皆様には、ご期待に添うことができずに申し訳ありません。 岸駒 《猛虎図》 敦賀市立博物館蔵 後期展示 いま、江戸時代の画家の中で、伊藤若冲(じゃくちゅう)や曽我蕭白(しょうはく)ら「奇想の画家」が人気です。鮮やかな色やおかしな形にあふれた若冲(じゃくちゅう)の絵も、蕭白(しょうはく)の奇怪な人物画も、強烈で奇抜で、心を揺さぶります。 しかし考えてみれば、「奇想」という魅力は、「そうではないもの」、つまり「ふつう」があって初めて成り立つのかもしれません。 実際、若冲(じゃくちゅう)や蕭白(しょうはく)がセンセーショナルに登場した時代、一方には、誰もが美しいと思うものを描く画家がい
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