総合テーマ 『”情報氾濫社会” における専門図書館の価値を考える 』 ◆開催趣旨◆ 社会における情報の生産・蓄積・共有化がますます進んでいくなか、情報の「量」が爆発的に増大していることが、社会における”情報の氾濫”を生み出しており、それは、わたしたちの”知”を取り巻く環境にもさまざまな影響を及ぼしている。たとえば、「フェイクニュース」ということばの登場や、玉石混淆の「情報まとめサイト」(キュレーションサイト)の簇生は、情報リテラシーに対する意識の高まりをもたらす一方で、知的生産に有効かつ正確な情報を入手することの難しさや複雑さを浮き彫りにさせることにもなった。未だ有効な対策が十分に見出されていない”情報氾濫社会”において、”知”の発見・創造・蓄積・共有・発信を支えている専門図書館に求められる価値とはなにか、専門図書館の存在意義とはなにか、を考える研究集会としたい。 <6月27日(水)>