研究者になったきっかけは? 高校生か浪人生のときに千野栄一先生(東京外国語大学・チェコ語専門)の『外国語上達法』(あるいは『言語学 私のラブストーリー』かもしれません)を読んで、言語学、とくに音声学に惹かれました。千野先生は言語学のプロとアマチュアを分けるのは音声学(厳密には調音音声学)の知識・技術の有無であって、音声学を身につけたら世界中のどんな言語の発音も可能になると書いていました。それを読み、「あぁ、自分は言語学のプロになりたい」と強く思いました。 奄美方言の研究を始めたきっかけを教えてください。 大学で音声学を修得し、いざ大学院に進学したのですが、進学後に大きな問題にぶつかりました。言語学を学びたいという強い気持ちはあったのですが、具体的な研究対象が見つかっていなかったのです(進学を許されたのが不思議です)。そんな不安のさなか、沖縄語(首里方言)の研究者である西岡敏先生が夏期集中講
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