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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (12)

  • これを機に「博士号」のない社会にするのもいいかも | 5号館を出て

    早稲田大学の調査委員会(小林英明委員長)が、たとえどんな内容の博士論文であっても「学位の取り消しは一つの法律行為なので、その要件に合致しなければ、たとえ心情的にはおかしいと思っても、取り消すことができない性質がある」ということで、たとえ疑惑の博士論文に 「不正の方法があったとしても、その『不正の方法』によって『学位の授与』を受けたという要件を満たさなければいけない。つまり、『不正の方法』と『学位の授与』との間に因果関係が必要になる。 因果関係というのは、ある事実があった後にある事実がある、ある事実がなければある事実がない、といった関係のことをいう。つまり、それが学位授与に重大な影響を与えたという場合に、初めて因果関係があるといえるレベルになる。 早稲田大学では、査読付きのジャーナルに受理されているということが学位授与に非常に大きな影響を与えている。それが受理されていれば、あとは指導教員が論

    これを機に「博士号」のない社会にするのもいいかも | 5号館を出て
    kitone
    kitone 2014/08/14
    そもそも明治に学位令が生まれたころの帝国大学総長推薦による授与っていうのはまともなもんやったんやろうか。。と考えてしまう。
  • 大学公式ページでのGoogleMap禁止令と彩雲 | 5号館を出て

    便利なので大学のホーム・ページなどでもアクセス情報にGoogleMapなどを使っているところが増えてきています。 ところが、今日そうしたホーム・ページなどで「領土等が正しく表示されていない地図」を使っている場合には「利用を停止し,PDFに差し替えるなどして正しい地図情報を掲載願います」というお触れが回ってきました。 一瞬なんのことか意味がわからなかったのですが、添付されていた国土地理院の資料「領土等が正しく 領土等が正しく 領土等が正しく 表示 されてい されてい されてい ない地図の例 ない地図の例」を見て、疑問は氷解しました。 南や北でロシア韓国中国と領土問題が生じている地域に関して、日が主張している領土をそのまま表記していない地図は「正しくない地図」として使うことを中止するようにとの勧告のようです。 GoogleMapなどで大学周辺の地図を表示している場合には、表示領域をどんど

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    kitone
    kitone 2013/09/20
  • 退職金も大幅削減 | 5号館を出て

    我々は正確にはもう国家公務員ではなくなったはずですが、労働条件においてはいろいろ(というか、ほとんど国家公務員に準ずる扱いを受けることになっています。それでも法律上は別の存在なので、いろいろと理由をつけてこちらの労働条件を変えるのですが、結局のところ国の税金で給料をもらっているのだから、国家公務員と同じにするというのが最初から決まっているシナリオです。 そういうわけで給与も下がっていますし、東北復興へ税金を還元するという名目で「臨時特例により、基給及び諸手当を減額支給(減額率)9.77%」と、約1割の減給も行われています。 年度末ということで退職される先生もたくさんおられるのですが、ついに真打の退職金削減にも手が付けられました。 今年の退職金が減額されるということで、地方公務員である小中高校の先生が定年をまたずにたくさん辞職されて新聞を賑わせていたことは記憶に新しいですが、その頃学でも

    退職金も大幅削減 | 5号館を出て
    kitone
    kitone 2013/03/04
    「給料は下がるは、退職金は下がるは、仕事は増えるで、国立大学にいることのメリットがだんだんと小さくなってきているせいか」
  • PeerJ 発進 | 5号館を出て

    オープンアクセス科学雑誌の真打かと期待されていた(というか私が煽った?)PeerJがついに論文を刊行し始めました。日時間の今日13日(欧米時間だと昨日12日)、ウェブ上には30編の生物学・医学関連の論文が並びました。 科学雑誌というのは内容さえしっかりしていればいいのかというと、生物や医学といった「形」が重要な学問分野では、その「見た目」がかなり大事だと私は思っています。そういう意味でもPeerJのトップページの第一印象は悪くないと思います。 PLoS ONE にインスパイアされたと言っているだけあって、科学的にきちんと書かれた論文ならばどんどん載せていくというポリシーを持っているとのことですが、そうは言ってもやはり話題になるような論文を載せていくことは読んでくれる人が増えることを意味しますし、読んでくれる人や話題になることが多い雑誌だと投稿する人が増えるという良い循環をうむものですから

    PeerJ 発進 | 5号館を出て
    kitone
    kitone 2013/02/14
  • ついに真打ち登場なのか PeerJ | 5号館を出て

    つい10日前にeLIFEというオープンアクセス・ジャーナルが出てきたことを書いたばかりですが、またまた新しいオープンアクセス・ジャーナルが正式に発表されました。こちらも私は知らなかったものをO商科大学図書館のSugさんに教えていただいて事前登録していたら、昨日メールが届きました。(図書館の方々とは仲良くしておくべきですよね~。) 創設者であり出版代表でもある Peter Binfield さんと、同じく創設者でありCEOである Jason Hoyt さんの連名のメールは電子メールでなかったら将来は「お宝」になるかもしれないものです。 というのは、 Peter Binfield さんはあのオープンアクセス・ジャーナルの化物である PLoS ONE の出版代表だった人ですし、 Jason Hoyt さんは最近とみに有名になった文献管理ソフトの Mendeley で代表科学者であり VP of

    ついに真打ち登場なのか PeerJ | 5号館を出て
    kitone
    kitone 2012/06/15
    話題のPeerJをくわしく紹介。/「図書館の方々とは仲良くしておくべきですよね~。」
  • そこそこの科学者の叫び | 5号館を出て

    著者はイタリアの研究者で、ヨーロッパの研究費に応募して、審査の最終段階まで行ったらしいのですが、研究費の審査員が「あなたの申請研究は興味深く、著者は論文もよく出しているし、研究計画も良く書けているけれども、申請は不採択です」という理由が、彼が「良い研究者」だけれども「傑出した研究者」ではないからということでした。最近はいつもこんな調子で研究費がはねられているようです。 もっともノーベル賞(医学・物理・化学)の選考理由となるような重要な論文でも、そのうち30%は研究費をもらっていないというデータもあるのだそうです(John P. A. Ioannidis in Nature 477,529–531 2011)から、驚くべきことでもないのかもしれません。 それよりも著者を落ち込ませたのは、ある大学院生に彼の研究室で博士課程の研究をやらないかと誘ったのを、そんなことをやっていても将来お金を稼げる

    そこそこの科学者の叫び | 5号館を出て
    kitone
    kitone 2012/02/24
    「研究費申請をはねられた研究者の意見」
  • 電子図書館実証実験始まりました | 5号館を出て

    ちょっとPCのものと見え方が違うのがおわかりでしょうか。iPadでは読めない図書もあって、それはPCと表示されています。ただ「読む」というボタンが表示されているものは、iPad (iPhone, iPod touch) の DBookReader で読むことができます。画像ものはこちらのほうが読みやすそうです。 借りるという行為が簡単にできると、次々とを借りては返してということを頻繁に繰り返したくなります。を選ぶためには最高の方式かもしれません。そして、当に欲しくなったらほんの数日しか借りられない図書館ではなくオンライン書店から電子書籍を買いたくなると思いました。 まだまだ貸し出されているが少ないですし、電子書籍に最適化されているものはさらに少ないですが、電子図書館電子書籍店舗が充実してくると、との付き合い方がまったく変わってくるだろうと予感しました。 これは抵抗してなんとかな

    電子図書館実証実験始まりました | 5号館を出て
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    kitone 2012/02/06
    認証しないと見られない画面のスクリーンショットが掲載されてるけど、それって実験の中で許可されている行為なんだろうか、というのがちょっと気になった。(昔似たような注意を受けた経験があるので。)
  • 2011年に取り下げられた論文トップ5 | 5号館を出て

    年度末には、今年の10大ニュースとかヒット曲トップ10とか、今年の重要な出来事を振り返る企画が多くなるのですが、こちらはあまり楽しくない話題かもしれませんが、Scientific American のニュースで「今年、科学の専門誌で取り下げられた重要論文」というタイトルの記事がありましたので、ご紹介します。 まあ、論文の取り下げ自体はそれほど珍しいことではなく、著者たちによってすでに発表された論文に間違いが発見されたなどという理由で有名雑誌でも何百という論文が取り下げられています。 しかし、発表された時にマスコミを賑わせるような事件や大発見として、その内容が社会的に広まり、場合によっては多くの人の行動に影響を与えるようなインパクトを持った論文が取り下げられるということになる場合には、、「間違ってました」では済まない影響が論文の取下げ後も社会的影響を与え続けることがあります。 有名な所では、

    2011年に取り下げられた論文トップ5 | 5号館を出て
    kitone
    kitone 2011/12/31
    こういう記事を拾えなかったのを反省
  • 余ったポスドクをどうするって・・・ | 5号館を出て

    昨夜は三省堂サイエンスカフェでした。大阪からわざわざいらしてくれた榎木さんを囲んで、ポスドク問題を語る会となりました。いつものサイエンスカフェと違って、会場から質問ではなく意見やコメントがどんどん出されて、なかなか活発な会になったと思います。 さて、昨日は「余ったポスドク」はどうすれば良いということになったのでしょうか。 結論的には多数の方の予測通り、「なかなかむずかしい」ということで、全員が頭を抱えてしまったのですが、基的に今の政府や省庁にはなんとかしようという気概が感じられないし、なんとかなるものではないというところでは合意が得られたような気がします。 基的に、政府や官僚が今やろうとしていることがもしあるとしても、それは今後の学生やポスドクのことで、現在すでに持て余されたポスドク達に暖かい手が差し伸べられることはないであろうというのは共通の認識だったと思います。となれば、その人々に

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  • 京都大学のファウナ・ヤポニカ | 5号館を出て

    かつて,というか今でもかなりそうだと思うのですが,生物学と美術は切っても切り離せないところがあると思っています。写真技術が発達してきたので,学術的には手描きによるスケッチは教育的な現場を除くとほとんど使われなくなっていると思いますが,生物学(博物学)と芸術(美術)が蜜月状態にあった頃に描かれた生物の精密画は今見ても,生物学的記録としての意義も十分高く,さらに芸術作品として心を打つものでもあります。 間違いなくそうしたものの代表のひとつとして1800年代に出版された,シーボルトの「ファウナ・ヤポニカ FAUNA JAPONICA (日動物誌)」があります。シーボルト編『FAUNA JAPONICA』(日動物誌)について シーボルトは、日で収集したたくさんの標国オランダへ送り、1830年に帰国するとライデン市の国立自然史博物館館長テミンクと館員シュレーゲル、 デ・ハーンの協力を得て

    京都大学のファウナ・ヤポニカ | 5号館を出て
    kitone
    kitone 2011/08/30
    京大が電子化したもの
  • もう雑誌はiPad以外では読みたくない | 5号館を出て

    昨夜は早めに寝てしまったせいで、夜中(というか明け方)に目が覚め、起きるには早すぎる時間だったので、iPadtwitterGoogle RSS readerを流し読みしていたところ、technophobiaさんのところで目が覚める記事に出会いました。 [雑誌][iPad]スミソニアンマガジン40周年記念号の電子版がすごい 「スミソニアンマガジン40周年記念号の電子版が現在無料でダウンロード可能になっている」とのことです。 スミソニアン博物館群が出している雑誌のホームページに行ってみると、隅のほうにおとなしい広告が出ていました。 ここをクリックしてみると、フリーダウンロードのページに飛ぶのですが、すぐに雑誌をダウンロードできるわけではなく、そこからさらにZinioという雑誌販売サイトに飛ばされます。注意があります。 you can download the interactive edi

    もう雑誌はiPad以外では読みたくない | 5号館を出て
    kitone
    kitone 2010/07/11
    「このフィーリングでファイルを読むことに慣れたら、普通のPCでpdfファイルなどを読むのが非常にもどかしくなります。もう、戻りたくないという気持ちになります。」
  • メルクが偽装科学雑誌を出版していた | 5号館を出て

    The Scientist という科学雑誌がありますが、そこにタイトル通りのとんでもない大スクープ記事が出ました。 News: Merck published fake journal メルクがニセの科学雑誌を出版していた technobahnの日版に簡単な紹介記事がありますので、ご覧ください。 嘘を嘘と見抜ける人でないと学術専門誌を読むのは難しい? 米科学雑誌が警告 The Scientist の記事によると雑誌名は Australasian Journal of Bone and Joint Medicine です。北大図書館の電子ジャーナルの一覧にないかと調べたりしているうちに、その雑誌のタイトルがよくある Australian Journal ではなく、 Australasian Journal だということに気が付きました。オーストラリアとアジア地域のジャーナルという意味でしょ

    メルクが偽装科学雑誌を出版していた | 5号館を出て
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