ERC supports OAPEN library for open access books(2016/2/2付け) http://us4.campaign-archive.com/?u=314fa411ba5eaaee7244c95e1&id=f953d26afe という、半年前に見逃していたニュースについて勉強。 欧州研究会議(ERC:European Research Council) ERCについて、日本語記事ではこれが分かりやすかった。 欧州の研究助成プログラムHorizon2020では、2014-2020年の7年間で総額770億ユーロの助成が行われる。Horizon2020の「Excellent Science」「Industrial Leadership」「Societal Challenges」という三本柱のうち、ERCは「Excellent Science」の重要な位
学術書のオープンアクセスの実現に必要なものは(英国) 人文・社会科学分野の学術書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアムOpen Access Publising in European Networks(OAPEN)の英国でのプロジェクトOAPEN-UKは,2014年夏,当該分野の研究者における,読み手および書き手としての学術書の位置づけについて意識調査を行った。 2,231の有効回答を得た調査は,研究生活における学術書の役割を理解するためにOAPEN-UKによって企画された4年間の研究に基づくものである。また,既存の調査で明確となっていなかった,研究者が新たな学術書を出版する際に出版社を変える動機,第三者の権利処理や学術書のOAにあたってのライセンスの問題,収入の一部を引き続き紙媒体での売り上げに頼るOA出版モデルの持続可能性,OAに対する研究者の態度,などを含む学術書
OAが人文系学術書に与える影響 オランダからの報告 オープンアクセス(OA)は人文系の学術書にどのような影響を与えるのか。この問いは,人文学にとってのOAの是非をめぐる議論の中心に位置するものである(CA1801参照)。2013年10月23日,オランダのOAPEN-NLが,この問題に答える調査レポート“A project exploring Open Access monograph publishing in the Netherlands: Final Report”を刊行した。OAPEN-NLは,人文・社会科学系の学術書のOAを推進する欧州のコンソーシアムOAPENの,オランダにおける共同研究プロジェクトである。レポートによると,人文系の学術書をOAにすると,オンラインでの利用は増える一方で学術書の売上に与える影響は認められないということであった。 OAPEN-NLの調査は,OAPE
人文・社会科学系研究者のオープンアクセスに対する意識とは 人文・社会科学分野の単行書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアムOAPEN(E1038参照)の英国における研究プロジェクトOAPEN-UKが,当該分野の研究者の意識調査の結果を公表している。研究者に対して,OA出版,クリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスの認知度,出版社から受けるサービスに対する意識,自費出版等をテーマに質問が行われた。そこからは,OAを知ってはいるものの,OAで研究成果を発信することに対しては慎重な研究者の姿が透けて見える。 調査は2012年3月から5月にかけてインターネット上で実施された。894件の回答が寄せられ,そのうち有効回答数は690件であった。回答者の82.3%が英国在住,人文学系と社会科学系の比率は約6対4であった。年齢層は,30代から60代以上までほぼ偏りなく分布している。ただし
オープンアクセスによる人文・社会科学の単行書出版の現状は? 人文・社会科学(Humanities and Social Sciences:HSS)分野の単行書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアム“Open Access Publishing in European Networks(OAPEN)”は2010年3月,HSS分野でのOAモデルによる単行書出版の現状を概観する報告書を発表した。 報告書はまず,HSS分野でOAが注目されるようになった経緯等について一般的な解説を加えている。それによると,科学・生物・医学分野でのOAジャーナルの影響がHSS分野へも広まってきたこと,オープンソースソフトウェアやデジタル印刷技術の登場により,電子出版を試みるのが容易になったこと,従来の印刷版でのビジネスモデルがもはや持続可能ではないとの懸念が関係者の間に広まってきたこと,などが背景に
人文・社会科学分野の単行書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアムOAPENが、2015年の年次報告書を公開しています。 OAPENの2015年の活動について、OAPEN Libraryに新規登録された単行書のタイトル数と出版者数、OAPEN Libraryからのダウンロード数などが報告されており、OA単行書のダイレクトリであるDOABについても、新規のタイトル数や出版者数が言及されています。また、新規プロジェクトとして、英JISC Collectionsとのパイロットプロジェクトや、スイス国立科学財団(Swiss National Science Foundation:SNSF)によるOAPEN-CHプロジェクトなどについても言及しています。 その他、DOABに登録されていて20タイトル以上のOA単行書を出版している出版社と、新規にOAPENに参加した出版社のリストも公開
2016年5月10日、スイス科学財団(SNSF)が、2013年10月から2015年8月までの期間における同機関が制定したオープンアクセス方針の履行状況に関するモニタリングレポートを公開しています。 同報告書では、SNSFのOA促進のための活動について列挙し評価しているだけでなく、SNSFのガイドラインの研究者の遵守状況についても評価しています。 同報告書によると、SNSFの助成を得て発表された刊行物の40%がOAで公開されているとのことです。 Twitter(@snsf_ch,2016/5/10) https://twitter.com/snsf_ch/status/729932757732757505 Sharing knowledge: Open Access for all is the goal(SNSF,2016/5/10) http://www.snf.ch/en/resear
非英語圏の国のOAの専門書の利用状況<文献紹介> Ronald Snijder. Evaluating the Impact of the FWF-E-Book-Library Collection in the OAPEN Library: An Analysis of the 2014 Download Data. D-Lib Magazine. 2015, 21(7/8). 非英語圏の国が専門書をオープンアクセス(OA)で公開した場合,利用状況はいったいどのようなものになっているのだろうか。 “FWF-E-Book-Library”は,オーストリアの科学と基盤研究の高度化を支援する財団であるオーストリア科学財団(Austrian Science Fund:FWF)が運営するOAリポジトリである。同リポジトリに収録されている専門書が,2013年春から人文学・社会科学分野の専門書のOAを
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