恵庭市立図書館は2011年度、利用実績が過去最高を記録し、市民1人当たりの貸出冊数が初めて9冊台の大台に乗った。11年度は窓口業務の民間委託に伴い、開館時間の拡大などに力を入れたのが奏功したよう。開館20周年を迎える12年度はブックステーション開設など新規事業も目白押しで、市教委図書課は「市民ニーズを把握して取り組む」と意欲を見せている。 図書館本館、恵庭・島松の分館を合わせた利用実績は11年度、入館者数が31万242人(前年度比4988人増)、貸出冊数が62万9198冊(同2万8241冊増)で、いずれも過去最高だった08年度の記録を更新した。特に市民1人当たりの貸し出し冊数は9.14冊(同0.38冊増)で、初めて9冊代の大台に乗った。 11年度は窓口業務を図書館流通センター(東京)に委託したのに伴い、市民の要望が強かった祝日開館を本格化。休館日を毎週月曜日と年末年始のみ(蔵書点検日などは