●赤いリンゴはどうして赤く見えるの? 私たちが物体を見るとき、一般的には、日中は太陽光のもと、夜間は蛍光灯などの照明のもとです。 太陽や蛍光灯の光は波長の異なる様々な色の光(単色光)を含んでいます。そのため、太陽や蛍光灯 の光は全体的には白色となっているのですが、このような光を白色光といいます。 物体に光が当たったとき、物体は、特定の波長の光を吸収し、それ以外の光を反射します。 それでは、赤いリンゴが赤く見えるのはなぜでしょうか?赤いリンゴが赤く見えるのは、赤い光を反射し ているからなのでしょうか。赤いリンゴが赤く見えるのは、白色光のうち、赤い光を反射して、それ以外の 光を吸収するからという説明を良く目にします。目から鱗が落ちるような簡潔な説明ですが、実はこ の説明は正しくありません。 赤いリンゴは、白色光のうち青緑(シアン)の光を吸収して、それ以外の光を反射しています。すなわち、リン