携帯電話の画面に映し出された絵文字。米首都ワシントンで(2023年12月11日撮影、資料写真)。(c)Nicholas KAMM / AFP 【12月12日 AFP】猫の絵文字は多過ぎて、甲殻類は少な過ぎる──イタリアの保全生物学者らによると、今の絵文字は自然界の生物多様性を正しく反映しておらず、それが自然保護活動に悪影響を及ぼしている。 学術誌「アイサイエンス(iScience)」に11日、現在使われている絵文字には多種多様な動物が含まれているが、植物、菌類、微生物はあまり扱われていないとする論文が掲載された。 論文を執筆したミラノ大学(University of Milan)の研究者らは、「生物多様性の危機はインターネットの世界から遠いことのように思えるが、デジタル化が進む中、地球上の生物多様性に対する意識向上と理解促進における絵文字の可能性を軽視すべきではない」と指摘する。 研究チー
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