今年の4月30日(土)、A 氏(会社員・27歳)はコンビニで昼食用に弁当と、カップスープ「ホットワンタンおかずのスープ」を買い、社内で束の間の休息をとっていた。そしてスープの残りが3~4cmほどになったところで異変に気づく。「この浮いている茶色い塊は、なんだ?」。よく見てみると、脚が生えている。それは間違いようもない、ゴキブリの死骸だったのだ。A氏は、「(ゴキブリが)直接の原因かはわかりませんが、午後は腹痛と下痢で仕事もままならなりませんでした」と振り返る。 翌日の5月1日(日)になっても腹痛と下痢は治まらなかった。家で休んでいたA氏はスープの発売元である東洋水産株式会社の消費者窓口に電話した。 「状況を話したら、担当者が『社に持ち帰って調べます』と。職場にそのままの状態にしておいたカップスープを同僚に頼んで、来社した東洋水産の方に渡してもらいました」 そのあとA氏のもとに電話が入り、同日