14日午後0時15分ごろ、東京駅で成田空港発池袋・大船行き成田エクスプレス16号(12両編成)が到着してから約30秒間、ドアが開かないトラブルがあった。JR東日本によると、40代の男性車掌の居眠りが原因という。 同社千葉支社によると、男性車掌は「千葉駅を通過したところまでは覚えている」などと話しており、20分ほど寝ていたとみられる。東京駅で交代予定だった別の車掌が居眠りに気づき、声をかけてドアを開けた。約200人が乗っていたが、その後の運行に遅れはなかった。 JR東日本では今年に入り、在来線の運転士や車掌が走行中に居眠りしたり、スマートフォンを操作したりするなどのケースが相次いでいるとして、JR東の冨田哲郎社長が今月10日の定例記者会見で謝罪したばかり。JR東広報部は「お客様に不信感や不安感を与えたことを深くおわびし、信頼回復に向け、指導を徹底する」としている。【渡辺暢、森健太郎】