農林水産省が「ビワの種子を粉末にした食品」を食べないようにと、注意喚起を行っています。 ビワの種子には天然の有害物質である「アミグダリン」や「プルナシン」(総称して「シアン化合物」)が含まれており、多量に摂取すると健康を害する場合があります。本年度(2017年度)は有害物質が高い濃度で検出され、製品が回収される事案が複数あり、特に濃度が高いものでは、小さじ1杯程度の摂取量でも、健康に悪影響がないとされる量を超えて青酸を摂取してしまう可能性があるそうです。 農水省はさらに、一部Webや書籍でアミグダリンを「ビタミンの一種」「ビタミンB17」と称したり、「がんに効果がある」と紹介している点を問題視。「ビタミンとする説は現在では明確に否定されている他、アミグダリンの有効性に関する情報については科学的に十分な根拠はありません」と、むしろ悪影響が懸念されるとして、注意を呼びかけています。 熟したビワ
![農水省「ビワの種子、食べないで」 クックパッドも掲載のレシピを削除対応](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2b98488a30f6553a212e71e5fc191d48ba4e74a6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnl%2Farticles%2F1712%2F08%2Fcover_news074.jpg)