バラ(薔薇)は、バラ科バラ属の総称である[1][要ページ番号][2][要ページ番号][3][要ページ番号]。あるいは、そのうち特に園芸種(園芸バラ・栽培バラ)を総称する[1](花が鑑賞用や食用とされる[4] )。本項では、後者の園芸バラ・栽培バラを扱うこととする。 バラ属の成形は、低木(灌木)、または木本性のつる植物で、葉や茎に棘を持つものが多い。葉は1回奇数羽状複葉。花は5枚の花びらと多数の雄蘂を持つ(ただし、園芸種では大部分が八重咲きである)。北半球の温帯域に広く自生しているが、チベット周辺、中国雲南省からミャンマーにかけてが主産地で、ここから中近東、ヨーロッパへ、また極東から北アメリカへと伝播した。南半球にはバラは自生しない。 名称[編集] 「ばら」の名は和語で、「いばら」の転訛したものと言われる。漢語「薔薇」の字をあてるのが通常だが、この語はまた音読みで「そうび」「しょうび」とも読